先日、鞍馬に行った折出町柳駅前で、関西私鉄のパンフレットを配っており、持ち帰り仕事中にチェックしていた所、南海電鉄高野線の観光列車『天空』があった。
天空と言えば、予約が中々取りにくいと数ヶ月前のニュースで言っていたが、紅葉シーズンもあり、望み薄だが、予約センターに電話すると、運良く11月の最後の週末に予約が取れた。
早速、息子に話すと当然乗り気。
丁度、数日前に誕生日を迎えた息子に、コンデジをプレゼントした所であったので、早速テストを兼ねて行くとしよう。
最寄の駅から300m程離れた所のコインパーキングに車を止めて行くのが最近の定番。
24時間止めても500円。
我が家から、駅まではバスに乗れば、大人と子供1人ずつで片道300円。
自転車も駐輪場も二人分で600円。
徒歩なら30分の距離なので、帰りの疲れを考えると良い選択である。
午前8時。最寄の駅から南海電鉄新今宮駅を目指す。
JR環状線を経て9時過ぎに南海新今宮駅に到着。大人290円。子供160円。
ココから、高野山行きのキップに特急指定席券を付けて購入。
大人1990円。子供1,000円。
特急指定席券も購入し快適な旅と思ったら禁煙席は完売。喫煙席のみ空いていた。
仕方がないので喫煙席だったが、席の前後はヘビースモーカーの男性。
喫煙席だから仕方がないが、子供が乗っているのだから多少は遠慮して欲しかった。
約、45分で南海橋本駅に到着。ココで下車。
ココが天空の乗車する場所なのである。
少し早めに着いたので、駅で暫く待つ。10時半になると事前に予約した番号を言って大人500円。子供250円を支払い、天空専用の指定席券を買う。
10:34極楽橋行きの天空発車。
最初は、田舎道を走る印象でしたが、途中から勾配を駆け上がり、車輪の鳴く音を響かせながらカーブを曲がり、山間部へ。
車窓では、竹林や紅葉があちらこちらに点在し、まさしく森林浴。
天空の室内は殆どが、外を向いている配置になっているので、窓も広く色とりどりの色彩が目の前を過ぎ去って行く。
残念な事に、車窓は綺麗でも観光列車の側面もある天空ですから、色んな乗客が居られます。
私の近くに居た奥様たち。声が大きい。良く喋る。折角の雰囲気が台無しである。もう少し自重して欲しい。
さて、揺れる事45分。天空の終着駅の極楽橋駅に到着。
ココからケーブルカーに乗って、高野山駅まで上るのである。
前回、初ケーブルカーだった息子もテンションが上がっている様子。
乗車してすぐに出発。5分ほどで到着だが、眼下に広がる時期は逸したと言えど綺麗な紅葉。
ケーブルカーと相まって美しい。
高野山駅に到着するも、この先は本来バスで移動して世界遺産に指定された所を回りますが、我々は、鉄道そのものに乗車する事が第一の目標のため、今回はココで引き返す。
行きに乗ったケーブルカーに再び乗車。
極楽橋駅には普通列車がベルを鳴らして待っていた。
すかさず乗り込む。この列車は所謂通勤タイプ。ベンチシートである。
折角和歌山まで来たのだからと、次発のボックスタイプの普通列車に乗りたいと息子が言うので、
2つ先の駅、紀伊細川駅で下車。
何も無い駅長さんだけが居る駅であった。
駅の時刻表で次発の時刻を見ると、50分後。
何も無い駅外にも出れないが、仕方がない。息子とプラットホームで時間を潰す。
12:49次発の電車が来た。待っていたボックスタイプの車両である。
約40分行きとは違い下り坂を車輪を鳴かせながら降りていく。
目の前に外国の方々が居られた。
やはり、世界遺産の賜物だろうか。
再び、橋本駅に到着。
帰りはゆっくりと急行に乗って、新今宮駅を目指す。
昼食が何もない駅で降りた為に何も食べて居ないので、新今宮駅で、おやじの食事『立ち食いそば』に息子と入る。
中々最近は美味い。うどんを食べたが腰はイマイチでも汁が美味かった。
ネギの嫌いな息子もちゃんと、店員にネギ抜きと自ら注文をする。
今日は、息子の少し遅れた誕生日と娘の大学進学内定のお祝いで出発地の最寄の駅にて夕方に待ち合わせの予定がある。
まだ、時間があるので、京都駅まで足を伸ばす。
息子が新快速が好きなのである。
16:30頃京都駅より一つ先の山科駅で下車。これは、京都駅からだと立ち席になるのが目に見えているからだ。
山科駅を降り、下りホームへ。
駅構内には少し混雑していたが、乗車後、京都駅で若干降りた。
予想どうり、京都駅には人だかり。速攻で席を確保。暫し夢の中へ。
17:20最寄の駅に到着。食事会をして500円の駐車料金を支払い帰って来ました。
次は何処へ行こうかな・・・。
今回は、所々に息子の写真を入れています。わかるかな?
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