マーコンが一番好きだ。しかし,年に1回しかない。たまには,おすすめに飛び込んでくる映像をみてたのしんでいる。今回も探さなくても上記動画現れたので観た。今のところ音楽を知らない私の見るポイントはただ一つ,各フォーメーション間の繋ぎが連続的かどうかだけだ。(それしか理解する能力がない)

 KTは伝統的に「わーきゃー」と叫びながら,フォーメーションから次のフォーメーションに移る動作が必ず含まれる。無言で行う場合もあるので,一つの演技には複数個見られる。つまり,各人がランダムに次のフォーメーションへ小走りするのである。原因は精緻なコンテを作らないことにある。これがあるかぎり,上級者のマーチングとは言えないと思う。

 上の東海大附属高輪台の演技をじっくり見たが,全く不連続な繋ぎはない。当然と言えば当然である。なぜかKTがその不連続性演技を自ら排除することがないからである。コンテを描く技術が長らく導入されなかったからだと思う。たぶん8月のマーチング合宿で数日で作り上げてきたのであろう。みんなで徹夜して,怒鳴り合いながら現場で作り上げてきたのであろう。そういうKTも2020年ごろからコンテを導入したようだ。まるで,文字を初めて導入して文明化されたようなものである。まだ完璧なコンテではないと思う。なぜなら「わーきゃー」があるから。