まあ、そんな環境と言うか時代に育ったので、なんの罪悪感も無くごくごく自然に中学で悪戯で煙草を口にしてから、高校に入ってからは毎日ちゃんと規則正しく、喫煙するようになった。

もちろん、学校で吸って見つかれば二三日の休学を食らう事になるのだが、喫茶店では高校生でも全然吸えたし、僕の家では母親が灰皿を洗ってくれたし、友達の多くの家では親も何も言わなかったし、煙草が切れると
「一本頂戴」
と子供の部屋に来る親もいた、笑

煙草は不良がするものではなかった。
不良はアンパンをしたな、笑

あと僕の家はちょっと変わっていてアルコールがOKだった。
で、街の不良と友達になる時に、そいつらを家に呼んでビールを親がかりで飲ませた。
当時、不良はアンパンはしたが、アルコールを飲んだことが無い奴らが多かった。
で、僕がバンバン、ビールの栓を開け、そいつらに飲ませる。
不良共、アルコールにビビる訳。
で、僕は一目置かれる存在になる訳だ・・・笑
まあ、当時、僕はそうやって不良達と共存した。

それはさて置き、煙草の話ね。
そりゃ、煙草が健康に悪いのは誰だって知っていた。
しかしね、僕は吸い始めた時からずっとショートホープなのだけれども、僕の家庭教師が
「賢ちゃん、マイルドセブンは身体に良いからそれに代えた方が良いよ」
と言い放ったのをさっき思い出し、噴出してしまった、笑

今思うとこの家庭教師がまたいい加減なヤツで、僕に勉強を教えてくれた記憶が無い・・・笑
「賢ちゃんは自由主義の和光大学に行くと良い!」とか、笑(和光は当時から受験なんてなかった、笑)
「今度映画監督をする(その家庭教師が)ので賢ちゃんに主演してもらいたい。ショーケンみたいな役割だ。で賢ちゃんは日芸に入ってもらいたい」とか、笑
受験直前になって
「賢ちゃんは、浪人して頑張って早稲田クラスに入るタイプだから、今日はビール飲もう」
とかもうめちゃくちゃ、笑

まあで、当時ショーケンこと萩原健一が一日でショートホープを50本吸う、と言う伝説(今となっては本当かどうかはわからない)があって、じゃあ僕もショートホープを吸おうと言う事になって、今日に至ってる。

まあしかし、僕が煙草を吸うようになったのは、当時の世の中と大人が悪いよな。
そ、大人が悪い。
昨日からアップしている映像観ただけでそれは明白だよね。
犯罪そのものだ。
大人が悪い。

何もイイおっさんになった今の僕が言うのも変だけれども、当時の十代の僕に代わって言わせてもらうよ。
全部、大人が悪い!!
十代の僕に罪は無い・・・笑

南雲賢



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