夏休み明けからまた、小学1年生の子どもと一緒に母子登校しているのですが、子ども達と接する中でここからこうやってインナーチャイルドが生まれるのかという体験をさせてもらったのでシェアです。
とある子どもが、ふとわたしに、拗ねた感じで話をし始めました。
「お母さん、〇〇(名前)に対してすごく怒るんだ。赤ちゃんには全然怒らないのに・・・」
この言葉を聴いたとき、雷に打たれたような感覚でした。
お母さんは赤ちゃんを産んで、自分の体も完全に戻り切っていない(出産した体は、全治1〜2ヶ月くらいの交通事故にあったレベルと同じくらいとも言われている)中、母乳や粉ミルク等(粉ミルク等の場合はお湯を人肌くらいに温めたり、哺乳瓶洗ったりと手間もかかる)を1日に何度もあげたり、夜泣きする子は寝てる最中に何度も起こされたり、おむつも24時間交換。体調の変化も起こりやすく、氣が抜けなかったり。お母さんは寝る暇もなかったり
体も本調子でないのにたくさんすることがあっててんてこ舞いな上、ホルモンバランスも出産後は乱れやすく、イライラしてしまったり、鬱っぽくなってしまったり。
かくいうわたしも、初めて妊娠・出産を経験してみて、生後3ヶ月ほどで子どもは全身麻酔の手術を受けたり、元夫は精神不安定で夜中に泣き出すし、子どもも夜中何度も起きるので添い乳したりオムツ変えたりで、産後実家に夫婦+赤ちゃんで居させてもらってましたが、わたしも体も精神状態もボロボロで、手負いの母熊かのようにしばらくイライラガウガウ
してました。笑
上の子がいるお母さんは、ある程度自分でできることはひとりでやってほしいという想いもあるだろうし、「もう自分でなんとかしてくれ〜〜〜
」って感じもあるんじゃないでしょうか
でも、そういった大変なことは実際に体験をしているお母さん本人にしかわからないことで、子どもたちは「なんでこんなにお母さんイライラして怒ってばっかりいるんだろう」「お母さんは赤ちゃんにはいろんなことしてあげてるのに、自分にも構ってほしいし、手伝ってほしい、抱っこしてほしい
」という氣持ちだったりします。
そのうちに、お母さんは怒ってばっかりで、自分は愛されていないんだ、という方に向かって行きがちです。
で、このまま本当は愛されていることに氣付かず大人になると、「愛されていないわたし」が形成される要因のひとつになってしまうかもしれません。(インナーチャイルド)
自己肯定感が低くなり、自分のことを愛することができない、自信が持てない、ということにも繋がったりすることも。
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※他の子どもで、「お母さんは〇〇(名前)に怒ってばっかりで、愛されてないし、もう○にたい」と言ってきた子どももいましたちなみに小学1年生
その子には、「そう感じているんだね
でも、お母さん、怒ってばっかりでも、〇〇さんのこと愛していると思うけどな。帰ったら、お母さんに〇〇のこと好き?愛してる?って聞いてみたら
わたしは〇〇さんのこと、好きだよ」と伝えておきました。別の日に会ったとき、ニコニコ笑顔だったので、多分誤解がとけたのかと思います
「嫌いだから怒ってるわけじゃない、あなたが好きだから、心配や不安から、あえて言っている」という内容の説明をしてあげると、子どもはもっと分かりやすいかも。
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なので、お母さんや周りの状況がわかる大人たちが、子どもたちにこんな感じで状況を説明することがとっても大切だな、と感じました。
「お母さんは今出産したばかりで、カラダの中が事故にあったみたいになっていて体を治すために、体を休めてゆっくりすることが大切なんだよ。でも、お母さんってやることが多くって、赤ちゃんのおむつ替えやミルク作り、お洗濯、朝・昼・夕飯を作ったり、家の中のお掃除をしたり、子どもたちの面倒を見たりして、お母さんの休める時間ってほとんどないんだ。赤ちゃんを産んだ後は、氣持ちが変わりやすくって、イライラしたり、悲しくなっちゃったり、不安になっちゃったりしやすいの。だから、自分ができる範囲で、お母さんのお手伝いをしたり、お母さんに大好きだよって言ってあげたり、優しくハグしてあげると、お母さんとっても喜ぶし、お母さんも〇〇さんのこと大好きだよありがとうって言ってハグしてくれるんじゃないかな」
文章にすると長ったらしいけど、話してみると2、3分もあれば話せるのではないかな
子どもの年齢や家庭によって状況は違うと思うので、この説明の内容を変えて伝えてみてください。
お手伝いしてくれるお父さんがいたり、仕事が忙しくてなかなか家事まで手が回らないお父さんがいたり、他の兄弟がいるなら、その話も一緒にしてあげると、子どもたちも状況が分かりやすいと思います。
お手伝いしてくれるお父さんがいるなら、時間がある時にお父さんに教えてもらいながら一緒にお手伝いしたり、宿題をお父さんにみてもらったりするなど、家族内で協力していく関係性を作っておくのも手ですよね
忙しいお父さんなら、お父さんの代わりに自分ができることをした、という自信や誇りも生まれると思います。お父さんにも今日はこんなことをしたよ、と子ども自身やお母さんが伝え、お父さんやお母さんから「よくできたね、ありがとう、助かるよ」などの声掛けを子どもにしてあげると、子どもはすんごく喜ぶし、自己肯定感も爆あがりしていくことと思います。
子どもたちは、子どもといえど大切な1人の人間であり、納得できる理由を分かりやすく説明したり、大切にされていると感じられる態度で、愛おしむまなざしで対応されれば、それを感じとって、理解してくれることがほとんどだと思います。
子どもたちに対し、ひとりの人間として丁寧に対応していく、愛おしむまなざしで対応する、ということを、わたしも今実践してみて、わたしも子どもたちも笑顔になることが増え、安心している感覚を感じます。
ということで、インナーチャイルドが出来上がる瞬間と、それに対して周りの大人ができることをシェアしてみました。
ちなみに、わたしの子ども(父親は大人になってからASD診断済み)はグレーゾーンな感じで、超ネガティブ脳、自尊心は高いので失敗することが怖く、ちょっとしたこともチャレンジできなかったり、ギャン泣きしたり、しばらく不登校してみたり、1時間だけの登校をしてみたりだったんですが、子どもが納得するように説明したり、お手本を見せたり、声掛けを工夫したり、ベイビーステップでできることを増やしていったりして、今は遅刻したりしながらも、朝礼から最後まで学校にいられるようになり、友達と一緒に笑顔で遊んだり、少しお話もできるようになってきました。
なんだかんだ学校が楽しいようなので、一人で行けるようになるといいな〜と感じています。
担任の先生も、たくさん工夫して子どもたちに接してくれているので、ありがたいなぁ〜と感じています
ちなみに、母子登校は約2ヶ月ちょっとしています。3ヶ月経つともっと変化しているんじゃないかなと感じます
母子登校はもう少し続くと思いますが、確実に成長してきているので、スクールカウンセラーの先生や学校の先生方に助けてもらいつつ、母子登校を楽しんでいこうと思います。というか実際めっちゃ楽しい笑
子どもたちもみんな可愛いし、上の学年の子たちも優しいし、先生方も優しいし面白いし、普通に学校生活をわたしも満喫しています。笑
そんな母子登校を通して、子どもたちとの関わり合いの中で学んだことをまたアウトプットしていこうと思います