コンタックスTvsで撮る！ 一夜城脇の道祖神
一夜城の脇に、小さな道祖神の祠がある。
質素ではあるが、気高い雰囲気があって気になった。
コンタックスのG2を手放してしまったが、
あのツァイスレンズの描写が欲しくて、
ズームレンズ搭載のコンタックスTvsを1年ほど前に購入した。
デジタルが主流になっているので、なかなか使用するチャンスが無かったが、
最近、フィルムのよさも再確認してきているので、
デジカメと一緒に、いつもポケットに入っている。
コンタックスTvsのバリオゾナーレンズは、
開放値が暗いのが難点だが、
ISO400以上のフィルムを入れれば、
そこそこのシャッタースピードが出るので十分だ。
カラーネガを使うときは、
思い切ってISO800のネガを入れてやろうと思っている。
しかし、グラデーションは相変わらず美しい。
少々コントラストを強めにスキャンしたが、
十分な階調を持っている。
スキャンニングは、印画紙へのプリントを
擬似的にデスクトップ上でやるのと同じなので、
フィルムから自分で手焼きをする、
もしくは手焼きを依頼するときも、
この濃度で依頼することになるだろうと思う。
少々固めの画像が好みだから、
私好みのモノクロ写真はこうなってしまう。
やわらかい描写が好きな人がプリント、
もしくはスキャンを行なうと、
同じネガでもまったく違う写真になるのが、
モノクロームのネガ表現の面白みでもある。
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ストックフォト
笠原裕二
Yuji Kasahara
Photo Office Kasahara