はい、いまだに関ヶ原の回想日記を続けさせてもらいますよー。
ただ、すでに記憶が薄れつつ・・・
簡単に思い出しながら行ってみよー!
島津義弘陣跡
から徒歩5分歩程の所にある『関ヶ原古戦場 開戦地』へ。
駐車場もあるようですが、ここは散歩がてら歩いて行くのがいいでしょうね。
この場所から東軍が西軍へ発砲して関ヶ原の戦いが始まった訳です。
島津義弘の陣から目と鼻の先。
それでいて動かなかった島津義弘ってすごいな~、と改めて現地を見て思ってしまったりして。
この開戦地の同じ敷地内に、小西行長の陣跡もありました。
小西行長の陣跡から歩いて20分の所に宇喜多秀家の陣跡があったのですが、
往復40分の距離をためらい、一旦石田三成陣跡に戻る事に。
石田三成陣跡から島津義弘陣跡へ向かう時に右に曲がったのですが、
これを左に曲がると「関ヶ原古戦場 決戦地」があります。
今は、田んぼの中に石碑が建っているだけですね。
けれど、決戦当日は石田三成の軍勢のすぐ目の前まで東軍が迫っていたのが分かります。
こうして宇喜田、小西隊が退却し、石田隊も後ろの伊吹山へ敗走して関ヶ原の戦いの幕が降りたと言う訳です。
話の流れが前後しますが、次に車を走らせ徳川家康の最後の陣跡へ。
ここは戦いの跡の首実検場です。
奥に徳川家康が座り、その前に西軍の武将の首を並べて首実検をしたとか。
こんな感じ↓
なんとなく、どんよりとした雰囲気が漂っていた場所でした。
薄暗かったから・・・?
と、ここでようやく関ヶ原ウォーランドの開館時間となったので向かいます。
そう、今回の関ヶ原の中でもウォーランドを楽しみにしていたのです。
だって、ネットで調べていたらなんだかB級のニオイがぷんぷんして楽しそうだったから♪
わお。
思い切り徳川の城的な入り口じゃないの。
関ヶ原の布陣の通りに石像達が配置されているの。
ここは南宮山の吉川広家。
西軍だけど傍観していて何もしなかった方ですね。
その奥には徳川家康さんが先ほど見て来た最後の陣地で首実検を行ってました。
先ほどの方達はここへ首を運んでいたんですね。
忠実と言えば忠実。
だけど、家康さんに威厳が無いのが残念か。
どうやら逆回りに進んでしまったようで、その先では関ヶ原の戦いの真っ最中でした。
それにしてもすごい石像の数!
島左近さんがこんな事に・・・
こちらは、島津義弘の甥の島津豊久。
石田三成。
宇喜多秀家。
石像も美男子です。
あ、こんなところで大谷吉継さんが切腹されています。
そんな大谷吉継さんを切腹へ追い込んだ小早川秀秋。
後世ずっと裏切り者の烙印を押されてしまいましたね。
19歳だったんですよね。この時。確か。
徳川家康に利用されたかと思うと、可哀想な子です。
あちらこちらで真剣勝負が繰り広げられていました。
と、思ったらこんな所に関ヶ原の合戦には参加していないはずの親方様が。
亡霊って(笑)
なんでもありかよ、とつっこまずにはいられませんでしたね。はい。
そんなウォーランドを後にして、大谷吉継陣跡を探しに出掛けます。
駐車場はありませんが、路肩に停めてみなさん散策されてましたよ。
先に大谷吉継氏のお墓があったので手を合わせて来ました。
大谷吉継は病気でみんな病気がうつるのが嫌でお茶のまわし飲みを嫌がっていたのに、
石田三成は躊躇無く、そのお茶を同じ茶碗で飲み干したとか。
そんな石田三成に義を感じて勝ち目が無いと分かっていながらも関ヶ原の合戦に参加したエピソード。
そう言うのに弱いんです。私。
お墓を写真に撮るのってなんだかはばかれて・・・
一枚だけ撮らせてもらいました。
大谷吉継氏のお墓から山道をぬかるみにはまりながら5分程進んだ所に、大谷吉継陣跡がありました。
すぐ後ろに松尾山があったこの場所。
裏切った小早川秀秋がこの大谷吉継隊に襲いかかって来た訳です。
結構山の中ですよ。ここ。
狭いですし。
で、順序が本当にめちゃくちゃですがその後に家康が最初に陣をとった桃配山へ。
壬申の乱で大海人皇子が陣をとった事のある縁起のいい場所。
その時、大海人皇子がここでみんなに桃を配った事から名前が付いているんですと。
そんな陣地内に残る大きな石。
この石を椅子やテーブル代わりに徳川家康が使ったと言う事で、
ここを訪れる人がみんな石に腰掛けていました。
家康と同じ風景を時を越えて見ていると思ったらなんだか不思議です。
実際に関ヶ原を訪れてみて思ったのは、
本や映像で見ていた広い平野で行っているイメージとは違って、
実際は意外と狭い範囲で戦っていたんだなー、って事。
でも、各陣地を回るなら車は必用でしょうね~。
せめて自転車とか。貸し自転車を使っている方を沢山見かけました。
そう。
関ヶ原の歴史資料館を訪れてないのが心残り。
更に、小早川秀秋の陣地とか、宇喜多秀家の陣地とかも回り切れていないし。
計画をちゃんと立ててもう一度いつの日か訪れてみたい場所です。関ヶ原。