0系新幹線最後の乗車の思い出など。 | 旅するカメラ

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旅するカメラ-0系新幹線



今日、「さよなら運転」を終えた0系新幹線。
本当に本当のラストランが終わった。

今回は博多駅に最後の姿を見に行く事が出来なかった。


その分、最後に0系新幹線に乗車した時の思い出を書いてみようと思う。



それは9月の終わり。
三原駅から博多駅へ戻る時、あと1時間程待てば0系新幹線に乗車出来る事に気付き、
新幹線の予約を変更。
エキスプレス予約はこんな時便利。
携帯で簡単に変更が出来るし、手数料もかからないからだ。

と、それは置いといて。

0系新幹線がホームに入って来た。
「こだま」として運行している0系新幹線。
指定席はガラガラ。
私の他に座っている人は3人程しかいない。


三原から博多駅までは「のぞみ」や「ひかり」に乗り換えれば1時間半程しかかからない距離なのだが、
「こだま」だと3時間程かかってしまう。
その間、車内販売無し。
「のぞみ」や「ひかりレールスター」に乗り馴れてしまっていた私は、車内販売があるとばかり思い込んでいたので驚いた。
しかも、車内に自販機もないとの車内アナウンスが・・・
「ええ~、3時間も飲み物無し? 買っておけばよかった・・・」と愕然とする私。
だが全く問題ナッシング。
「こだま」なので勿論各駅停車。
しかも後から来る「のぞみ」や「ひかり」が追い越して行くのを待つ時間がけっこうあるので
ホームの自販機などを利用する時間が有り余る程あるのだ。

その停車時間を利用して0系新幹線の顔を写真に撮る。

旅するカメラ-0系新幹線

私の他にも数人写真を撮っていた。
みんな・・・マニアな撮り方だなぁとちょっと微笑ましく思ったりして(笑)

はっ。
私も端から見れば彼らと同類か・・・w


新山口を過ぎた辺りで私の他に指定席の車両の乗客がいなくなってしまった。
指定席5号車は私一人。
貸し切り状態。わーい♪

と言う事で写真撮り放題。


旅するカメラ-0系新幹線


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新型車両の新幹線の内部と比べると、かなりレトロ感溢れる車内。
たしかに「キレイ!」といった印象は無い。
トイレなども正直「のぞみ」の方が利用しやすい。

が、なんだろうね。このノスタルジックさ。
やっぱり古いものが新しいものに代わって無くなって行くと言う事自体が寂しいのかな。




写真を撮ったりしているうちにあっという間に3時間が経過して博多駅に到着してしまった。

途中、停車した駅のホームの一番端には全て誰かがカメラやビデオを構えて撮っていた。
これってすごいかも。
みんな0系新幹線が好きなんだな~、ってその時実感したね。


早さや快適さばかりを求めるのではなく
「こだま」でゆったり急がない、そんな旅の楽しさを教えてくれた0系新幹線。
ありがとう。
おつかれさま。