写真上達!人の配置で奥行を出す! | 写真上達プロカメラマン写真撮影テクニックとヒント

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写真上達!人の配置で奥行を出す!

写真上達シリーズ。今回は人の配置で奥行を出す!

以前、奥行について解説したときに、
前景、中景、背景などについて書きましたが、
今回は、それに関連して、人の配置で奥行を出し、
写真全体に幅や動き、リズムを出そうというものです

奥行きについては、
奥行を考えて、写真上達!
http://ameblo.jp/photojack/entry-11021410210.html


人物撮影や風景撮影など何でも使えると思いますが、
メインの被写体にピントを合わせ、
構図を決めて撮影するとしても、
そのメインの被写体よりも手前にあえて、
人を配置してみて撮影をします

たとえば、子供たちが遊んでいる写真を
撮影するとします。
表情のいい子供、動きが激しく絵になる子供を
狙って撮影していたとします

その手前に、ボケててもいいから
また画面の端っこにチラッとでもいいから、
他の子供が何かしている様子や
通り過ぎる瞬間でもいいので、
写真の中に組み入れてみてください

そうすれば、写真全体の奥行が出て
いっぺんに印象の変わる写真になります

他の例で言えば、建物を撮影していたとします。
人が写らないように建築写真を撮影しているときなどは別ですが、
スナップ的に建物を撮るならば、
あえて人が手前を横切るときに撮影してみるとか、
自転車が通り過ぎるのを待って、
その瞬間撮影してみるとか、ということです。

自転車だけぶれていたりしたら、
動きのない建物の写真に動きも出てきます

これは、本当にどんな種類の写真でも言えることです。
たとえば、結婚式の新郎新婦を撮影するにしても、
参列者に子供がいたりしたら、
正装した子供が遊んでいるのを
手前に引っ掛けて撮影するのもありだと思います。

この撮影の仕方で気をつけるのは、
メインの被写体、つまりもともと撮影したいと思っていた被写体に
目が行かなくなるような写真になることだけは避けたいところです

それには、手前の被写体を目立たせすぎず、
あくまで写真の中のスパイスとして
ピリッと利かせる程度にしておくことです

それが難しい、なんて文句言わないでください(^∇^)

そうするためには、
手前に配置する被写体を真ん中からずらして、
端っこに配置したり、
絞りを開けて、ぼかし気味にしたりしてください

動きやしぐさだけがわかる程度に、
ボケボケくらいでもいいと思います

あとは、手前だけぶらしてみたり。

また、手前に配置した被写体の人物は
全身が入っている必要はまったくありません

上半身だけとか、顔と手だけとか、
なんぼでも可能性はあります

また、レンズを望遠気味にするのもありです。
広角レンズだとどうしても手前の人が
大きくなりがちですし。

あとは、望遠レンズでなくても、
とる場合に
手前の被写体にあまり近づきすぎないこと

レンズとの特性については、
レンズの特性!知ってるだけで写真が変わる!
http://ameblo.jp/photojack/entry-10926925752.html


風景写真で人を配置する場合でも、
手前と奥と2つの場所に配置してみると、
ガラッと印象は変わってきます

まあ、一度チャレンジしてみてください

最後に、プロカメラマンの間でも
大人気のレンズそっくりの水筒やマグカップです

カメラバッグからさりげなく出して、
お茶を飲んでみんなをびっくりさせましょう~






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