最近も日本のドラマは少しは見ている。

相変わらず中にはやや面白いものはあるが、不満もある。

短く言えば、視聴者を気にしすぎて作っているので、本当に面白いものができない。

発想を逆にして、本当に面白いものを作って、それを視聴者に見てもらえるようにすればいい。

まあ言葉で言うようにはうまくいかないと思うが。

 

それでドラマはフィクションであり、そのことを考えてみる。

重大事件とか出来事なら、実際起こったことをそのまま描けばそれだけでおもしろいかもしれない。

しかし、実際起こったことは複雑で誰かが整理しないとわかりにくいことが多い。

どれが重要で、どれが重要でないかをだれかが判断して取捨選択しないとわかりやすく伝えられない。

そういう誰かが、他の人に、わかりやすく伝えるために、実際起こったことを形を変えて伝えることも(フィクションとして)当然あってもよい。

ドラマを作るとき視聴者を気にしすぎると、それがうまくいかないだろう。

実際に起こったことを伝えるために何らかのフィクションとして伝えられればいいが、視聴者の希望に沿って、実際に起きなかったというように伝えたら全体に収集がつかなくなる。

 

そういう日本のTVドラマの悲惨な状況を見ると、日本のドラマには期待が持てなくなる。そうすると残るのは何か?

複雑で整理されていなくても実際に起こったことをそのまま見れたらどうか?

そういう実際に起こったことを自分で整理して一つのドラマとして見るのも面白いかと思った。