月刊「潮」2013年3月号・4月号に掲載したものです。
日本近代産業遺産に指定されている。
長崎県諫早市を流れる本明川に「水害をおそれない頑丈な石橋」を目指した。
日本最古の石橋(1838)である。
橋は石造二連アーチ、高さ6メートル、幅5.5メートル、全長49メートル
砂岩石2800個使用。ボタ鉄で固定。
地震の際は潟を緩衝材として活用、橋の揺れを吸収させ衝撃を緩和する造り。
重要文化財に指定されている。
千葉県東金市 八鶴湖の湖畔に建つ「八鶴亭」。
明治初頭に商人たちの寄り合いの場所として「東金公会堂」が建てられ、
併設にこの旅館が建てられた。
北原白秋、伊藤左千夫の文人墨客が訪れた。
寄せ棟造り、押縁下みはりで日本建築の美しさが施されている。
のちに皇族も訪れ名旅館となる。
国登録の有形文化財に指定された。