フォトグラファーのほんだかおりです。
ピントはどこにも合わせないの記事を読んでいただいた方が多かったので、それについて少し深掘りを。
撮影時に一眼レフのレンズを操作して撮影したものと、Photoshopでそれっぽく加工したものを比較してみます。
①ノーマル撮影
②あえてのアウトフォーカス撮影(意図的に(ピント)を外してボケた部分を作っています)
③ ①の写真をPhotoshopの「ガウス」を使ってぼかしたもの
②と③、一見同じようにみえるかもしれませんが、違いがあるのがわかりますか?
②は、レンズを「MF」(マニュアルフォーカス)にして、わざとピントを外して光学的にぼかして撮影
③は、①の写真をPhotoshopのガウスを使って後からぼかしを入れている
撮影時にレンズの焦点をずらして撮った②は、光とレンズがあいまってキラキラ感がありますが、Photoshopで後からぼかした③の写真はそうでもない。全体的にのっぺりとぼけている感じ。
Photoshopなどの画像ソフトを使えば加工はいろいろできて万全と思いがちですが、そうでもないってことが実はけっこうあります。
なので、後から加工ありきで撮影をするのではなく、撮影時に写真として完結させることが大事です。
料理と雑貨の写真 Photogra フォトグラ