一眼レフ☆ネット越しに野球を撮影する | カメラ開発者の一眼レフ写真教室 ~風景写真から最新機種まで~

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デジタル一眼レフの最新トピックや使いこなし方を紹介します


フォトアドバイスの佐藤です。

メールサポートでいただいたご質問の
ご回答を紹介します。

他の方の質疑応答は大変勉強になるので
ぜひじっくりと読み込んで下さいね。


【ご質問】

野球の撮影をすることが多く、
ネット越し撮影のコツをお教え下さい。

使用機材は
Canon EOS D7
TAMRON 18-270mmF/3.5-6.3 DiⅡVC PZD
です。

通常はオートフォーカスがうまく作動しないため
MFで撮影することが多いです。

また、一脚や三脚の使い方についてのポイントや
おすすめのレンズなどありましたらお教え頂ければと思います。


【ご回答】


ネット越しの写真は、
御使用の方法が正解です。

MFにしないとネットに焦点したり、
抜けたりしてAFが迷います。

特に270mm側のf6.3は、
AFセンサーにもシャッター速度にも
厳しい明るさですね。

望遠側での撮影しかしないのであれば、
単焦点の少しでも明るいF4の望遠
300mmf4 L IS USM
はどうでしょうか?

望遠使用での三脚は、
パイプ径が30mm以上のものが
安定していておすすめです。

スポーツですので一脚もあれば便利ですね。

野球ですとシャッター速度を
速く撮らねばならないので

ISOは1600(それ以上もあり)などの
高感度がおすすめです。

シャッター速度優先で目安として1/250以上
になるまでISOを上げても良いでしょう。

野球は走塁などの動きがあるので、
三脚も雲台をフリーにして動かすのが良いです。

バッターは、良いタイミングのコンマ数秒前にシャッターを押すと
タイムラグが無く撮れますが、なかなか難しいテクニックですね。