一眼レフ☆ なぜストロボのシャッター速度は固定なの? | カメラ開発者の一眼レフ写真教室 ~風景写真から最新機種まで~

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デジタル一眼レフの最新トピックや使いこなし方を紹介します

フォトアドバイスの佐藤です。

前回お話ししたストロボについて、
もう少し奥の深い内容をお話しします。

これを知っておくと写真が格段に見違える
訳ではないのですが。。。

カメラってこんな複雑なことを
やっているんだなあ、

と感じていただけると嬉しく思います。


前回の記事で、ストロボ使用時には
シャッタースピードが1/60等に固定される
理由をお話しました。

そのメカニズムを説明します。

ここで、シャッターの仕組みについて
補足しておきます。

シャッタースピード1/1000というと、
シャッターが完全に閉じられた真っ黒状態から、
突然シャッター全開に開いて、
1/1000秒後に再びシャッターが閉じられる
イメージがあると思います。


実は違います。


機種によって若干差がありますが、、
シャッターユニットは
およそ、1/60秒で作動します。


たとえば1/1000秒で撮影する場合、
シャッターが実際に1/1000秒で動作するのではなく、
シャッターに隙間(スリット)が作られて、
このスリットが移動するのです。

1/2000秒の高速シャッターを切る時には、
スリットが32分の1の広さに狭まります。
そして、シャッターそのものは1/125秒で動くのです。

言い換えると、カーテンを開ける人(先幕)と、
カーテンを閉める人(後幕)が追いかけっこをして
カーテンの開いた隙間(スリット)を
走査させているイメージです。

この仕組みを、
フォーカルプレーンシャッターと呼びます。

ほとんどの一眼レフに使われている
シャッターの方式です。


さて、ストボロの発光時間はシャッタースピード
よりずっと早いことはお伝えしてきました。

シャッターのスリットが画面を1/125秒かけて
走っている最中に、一瞬だけストボロが光るのです。

すると、ストロボが発光したときにスリットが
走っていた場所にしかストロボの光が
当たらないことになります。


画面全体に均一にストロボの光を当てようと思ったら、
ほんの一瞬でもシャッターが全開している速度で
ストロボを発光しなくてはなりません。

それが1/60秒なのです。


次回は、高速同調(シンクロ)の仕組みについて、
お話しします。



【編集後記】

うれしいお便りがありました。

講座を受講された方が、
写真展を開催されるというので、紹介します。

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中国少数民族写真展
涼山彝族

10/25(水)~10/30(日)

練馬区立美術館 区民ギャラリー 一般展示室
西武池袋線「中村橋」下車:徒歩3分

10~18時(初日 13時~、最終日17時まで)

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彝族(イゾク)は中国の少数民族の一つです。
雲南・四川などのの山岳地帯に居住しています。

色鮮やかな独特の衣装に身を包んだ姿は
「撮ってみたい」と思える被写体ですね。