2024年5月4日

フォト39けやき会ブログNo.271

新緑が目映い北近畿の森と水張りが始まった別宮の棚田

 

ゴールデンウィークの最中、車の大渋滞を恐れず走り慣れた北近畿へ出かける。

雲海で有名な竹田城のある朝来市だが、ここに県立の緑化センターがある。

窓を開けた車の窓から高原の爽やかな風が心地よく吹き込む、そして美しい新緑がここに広がる。

思わず車を止め、敷地内へ入り職員の方とお話をさせていただき、撮らせていただいた。

新緑が美しいので「紅葉はどうですか」と尋ねると秋にも来て下さいとのこと。

またまた、ここに訪れる機会が増えそうになりそう。

そのあと、北近畿の棚田と言えば鉢伏高原の別宮地区で撮影となる。

 

■撮影日  2024年5月2日

■撮影場所  兵庫県朝来市山東町野間「兵庫県立水産技術総合センター」

兵庫県養父市別宮「別宮棚田」

 

●兵庫県立水産技術総合センター

兵庫県の農林水産業を支える試験研究機関として「食の安全と地域振興を支える試験研究」を

モットーに技術の開発と普及に取むとH.Pにある。

県民の人には、農業、畜産、森林林業、水産のちょっとした豆知識を紹介するとある。

場内には、スギ、ヒノキ、クロマツ、アカマツ、クリなどが植栽され、

この時期、美しい新緑が目映く広がっている。

 

新緑の映える5月らしく、青空と雲が初夏の始まりを知らせているよう。

 

研究機関らしく、整然と植栽されている。

 

場内には大きな石が点在している。

写真的にはこれを主役にしてみたくなる。

 

●ハチ高原の別宮棚田

高原リゾートとしてハイキング、パラグライダー、そして

冬は何と言ってもスキーが有名。

また、高原野菜やお米の栽培風景は、ここならではの高原風景を見せてくれる。

 

赤い屋根に目を引きつられる。

畑起こしされた地起こしの色は、新しい息吹を育てようとしているかのよう。

 

形の良い木の新緑が美しく、青空に映える。

杉と杉の間に主役を組み込む構図で、主役の印象度を高めてみた。

 

最近、何故かネットが気になる。

獣除けなんだろうな・・・

 

●大カツラの木と別宮の棚田

ハチ伏スキーへ上っていく途中に棚田が広がる風景に出会う。 

日本の原風景とも言える棚田だが、これが日本棚田百選に入ってないなんて。

そして、そこに大きなカツラの木が山の斜面に屹立している。

根元から清水が湧き、棚田に流れ込み、水の神木として崇められ、長年い渡り田を守っている。

 

大カツラから投げれる清水路

大きな葉っぱは何?

 

ようやく水張りが始まり、生き返っていくような風景になっていく。

すべの田に水が入るのは、ゴールデンウィーク明けかも。

 

赤い小屋がポイント。

チョット色が褪せてる様に見えるが・・・

 

対岸の雄大な山々にも新緑と濃緑とのパッチワークが出来、

そして水が張られ、美しく描かれた曲線の田が、これぞ日本の原風景。

 

こんな広い田を、一人で作業されている大変さがうなずける。

 

赤い小屋に魅せられ、ちょっと牧歌的なイメージにしてみたかった一枚。

 

横に広がる白い雲が、青空を舞台にしているように張り付く。

 

15mmの超ワイド撮影。

青空にコメントを入れれば、ポスター風になる。

 

緑化センターの職員の方から、場内の撮影は構わないが、

草むらには蛭がいるので入らないでと、忠告を受ける。

入るなら長靴で入った方が良いですよと親切にアドバイスを受ける。

また、別宮の棚田では作業をされてる方に、入ってもいいですかと聞くと、

「ええよ」と言っていただき、世間話のついでにここの現状を教えていただく。

今回も、地元の方との会話で色々なことを教えていただき、

雑学と言っては失礼だが、撮影への心構えにプラスになる。

 

フォトけやき会

木村 勲