2024年4月29日

フォト39けやき会ブログNo.269

京都府綾部市へちょっと寄り道も有り撮影下見へ

 

長らく休んでいた撮影会から、6月撮影会実施へ向け早々と下見へ。

走り慣れた丹波の道を綾部方面へ北上。

久しぶりに篠山市今田町の立杭焼の窯元を訪ねたく寄り道をしながら自由気ままな下見旅。

寄り道が寄り道でなくなり急ぎ綾部市へ向かう。

 

■撮影日  2024年4月25日

■下見場所  篠山市今田町「和田寺」、綾部市「グンゼ博物苑」、「東光院」、「食事処&正暦寺周辺」

 

●和田寺

瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられる立杭焼の地に、

寺の裏山には多くの樹木が生育し、千年以上の歴史を誇り、

ご本尊「千手観世音菩薩」が祭祀されていることから「せんじゅの森」と謂われている。

自然豊かな森を背景に丹波の山間に脈々と歴史を刻みこんでいる。

 

境内から見る山々の連なる風景は雄大で自然が成す造形美そのもの。

20秒のスローシャッターで雲の流れを表現する。

 

山林には山桜・そめい吉野、ぼたん桜が美しく咲き、

ぼたん桜が最後の締めを担っているよう。

 

●グンゼ博物苑、

創立100周年を記念し大正時代に使用していた 繭蔵を改造して1996年に開苑。

建築物以外に広場に植栽されている「しだれエンジュ」は、

曲がりくねった枝の形を竜の爪に見立て、中国では「竜爪樹」と呼ばれ、

エンジュよりもさらに縁起の良い木として好まれている。

 

逆光でくねくねした「しだれエンジュ」の形をとらえる。

 

新緑が芽吹いてきた「しだれエンジュ」

夏場に蝶々のような可愛い花を咲かせるとか。

 

広場に置いてある網目になったテーブルの隙間から覗き込む。

 

テーブルを前ボケにして撮る。

 

 

 

グンゼ記念館の扉。

グンゼの歴史を紹介する企業博物館。

白い扉に光があたる部分が、際立った直線を浮かび上がらせる。

 

●東光院

あじさいの寺と言われ、梅雨時は「あじさい風鈴まつり」が行われ、

1,000個以上の風鈴が飾られる寺風物詩の一つ。

 

山間に歴史の趣きを感じる山門が建つ。

 

堂の改修中でカバーを掛けられているが、部分的に見れば違和感がなく、

新緑と合わせて見ることも出来る。

 

石仏が静かな山間の安寧を守っておられるように思える。

 

池の側に威厳のある石仏が。

入山者を確認しているような空気間がある。

 

池に鯉が気持ち良さそうに泳いでいる。

 

●丹波茶屋ゆらり

昼食場所として選ぶ。

由良川沿いに建てられた古民家風の食事処

何故か狸の置物がある。

 

●正暦寺と周辺

ご本尊は不動明王立像で、参勤交代の際、道中の安全を願う守り本尊としていることから、

交通の安全のご利益があるとされている。また萩の寺としても知られている。

由良川を眼下に見下ろす眺望は、連なる山々をも見渡せる絶景地。

 

城壁っぽく見える立派な山門。

 

真上にカメラを向けると、空をキャンバスにしているよう。

 

境内にて。楚々とした一枝。

 

由良川沿いに下りてみると、

川を航行する小舟か、また、カヌーも置かれていた。

 

モノトーンで。

 

PC斜張橋の新綾部大橋が見える。

 

綾部市の撮影会はこれまで何度か通わせていただき、楞厳寺さんのハス、小西地区の茶畑

物部地区の中学校校舎、観光地ではない集落の中に咲く花風景、黒谷地区の和紙風景と集落、

由良川の夕景と数知れず地元の方にはお世話になってきている。

今回も観光協会さんや東光院のご住職さん、そしてグンゼ記念館さんにはご丁寧な説明とご協力をいただき、

現地に行ってみないとわからない問題点を解消し、安心して行程を組むことが出来るようになった。

いつものことながら、団体の行動は、現地の方々のご協力なくしては成り立たないことが今回も思い知らされた。

 

フォト39けやき会

木村 勲