2024年4月6日
フォト39けやき会ブログNo.256
全国的有名な岸和田だんじり祭りのある岸和田城で桜を愛でる撮影

300年以上の歴史のある岸和田だんじり祭りは岸和田市の一大イベント。
岸和田人の心意気がひしひし感じる豪快な曳行があまりにも有名。
そんな町に脈々と息づいてきた象徴的歴史建造物「岸和田城」の桜撮影に出かけてみた。

■撮影日  2024年4月2日

■撮影場所  大阪府岸和田市「岸和田城」

 

濠沿いに咲く桜が観光客の目を楽しませてくれる。

 

華やかさの中に楚々とした奥ゆかしさを感じる。

 

一輪にはないひと房ならではのグループ間を見てみたい。

 

藩主も天守閣から桜を愛でたのだろうか。

 

登り龍ではないが、ぐいと上がる枝ぶりに良き縁起を担ぎたいものだ。

 

岸和田城の庭園は、三国志の英雄として名高い諸葛孔明の「八陣法」をイメージして、

作庭家でもあった重森三玲(しげもりみれい)氏によって、設計、作庭された。

 


庭園の周囲を竹の柵で仕切られているが、

目線で見ると南夫違和感も感じなく施されている。

 

シャクナゲの葉色が美しくなってきている。

 

天守閣を裏側から見る。

輪郭だけはしっかり出し、城の威容さだけは留めたい。

 

帰り際、城門をくぐり抜けていく子供たち。

 

お子さん連れのお母さんもゆっくり出て行かれた。

 

石積を見ていると、一つ一つの組み合わせが300年以上経った今でも原型を変えず留められている。

石工たちの技術と設計能力の高さにいつもながら驚きを覚えさせられる。

 

二の丸広場にある市民武道場「心技館」の窓に桜がそっと伸びていた。

 

映り込みも見逃せない一つ。

 

桜の大木。

何年物かわからないが威風堂々とした佇まいに重厚であり貫録さえ覚える。

 

大阪城や姫路城のようなスケールはないが、

岸和田市民の方々にとって、だんじり祭りと同様重要で誇りある心の拠りところ的存在ではないか。

写真を撮っていると、観るだけではなく、じっくり被写体と対峙することで、

作者や工法、年代など色々なことが質問したくなる。

桜の美しさだけではない岸和田城から見えるものを感じ取り学んでみたい。

 

フォト39けやき会

木村 勲