2024年1月29日

フォト39けやき会ブログNo242

大阪のビジネスの中心地 堺筋から御堂筋の街風景を撮る

 

堺筋北浜~ぶらぶらカメラを持ち、午後の光が差し込むビルの光景など、

街ならではの光景を見ながらカメラに収めてきた。

 

■撮影日  2024年1月22日

■大阪堺筋北浜~御堂筋淀屋橋

 

信号機や車のヘッドライトが丸ボケになるよう絞りをコントロールして撮る。

 

空を見上げると信号機がビルを挟み込んでいた。

タワービル外壁に明暗があり、表と裏の関係のような存在。

 

ビル群を歩くと窓に映り込む姿をよく見ることがある。

今回は、ガラス窓にビルだけではなく、

木が映り込んでいることにシャッターを押す気になった。

 

普段はカメラを向けることがない電柱と電線が形として見ることが出来た。

一番左端には、小さな影が写り、

壁の空き部分にワンポイントの影が空間を埋めてくれた。

 

光の効果を見つけようとみていると、窓から光芒が走った。

 

薬関連の会社に神農さんと親しまれている「少彦名神社」

ビルの谷間にあり、ご神木が力強く伸びている。

人の形のようにも見え、ビルが寄りかかってくるようにも見える。

 

冬場の街路樹は殺風景だが、

形として見れば森の精が乱舞しているようにも思えた。

 

レトロビルの内に入れてもらう。

螺旋階段を覗き込むと、床に灯りが映り込んでいた。

 

堺筋沿いのビル群の合間に昨年まで社屋として使われていた「旧小西家住宅史料館」の外観。

瓦屋根の明治建築物は「国重要文化財」でこの界隈の象徴的な建築物。

ビルの隙間から差し込む光が瓦屋根や黒壁に当たる光景を撮る。

 

レトロビル窓の映り込みや外壁に光が当たる。

全体が影っているのにも関わらず、一部分だけに光明を差している不思議さがある。

 

撮影許可を取りビルの内観を撮影。

これも丸ボケになるよう絞り開放で撮る。

 

ビルのネームプレートにピントを合わせ開放で撮る。

 

この街路樹はいろいろな形に見える。

ピースをしている、万歳をしている姿、

天に向かって何かを言っているような形がイメージできるのでは。

 

ビルの谷間から見ていると、画面左の丸い車除けの上部が光っている。

行き交う人や車を入れ、光を誇張しスナップ的に撮る。

 

御堂筋の淀屋橋にハトが止まっていた。

いきなり一羽が羽ばたいて飛び去った。

 

ビルに夕陽が当たり赤く染まる黄昏時を彷彿させる。

 

オブジェの隙間から見るビルを照らす夕陽に、時間帯を読み取ることが出来る。

 

自由気ままな「ぶらり一人歩き」でシャッターを押す。

大阪の薬種関係の会社がある道修町は、歴史のある会社が多く、

古い社屋を許可を得て、いつか内観も撮ってみたい。

 

過去にも何度も撮影しているエリアなのに、時間帯や天候次第で被写体の見つけ方が異なる。

重文に指定された建物や、登録有形文化財など多くが集まる堺筋界隈を、

これからもカメラ目線で撮影を続けていきたい。

 

フォト39けやき会

木村 勲