ふと時計を見ると、

時刻は12時前。


もうすぐ昼休み。


「さて、今日は何をしようか?」

答えが分かっているにも関わらず、

無意味に自分に問いかける。



その頃、周りで麻雀が流行っていた。


超ワルな俺は教室に稗とマットを持込み、

昼休みが来ると、机4つを合体させ、

女子の痛い視線を存分に浴びつつ、

麻雀に勤しんでいた。


そう、それは高校1年の寒い寒い冬だった。



退屈極まりない物理の授業は終盤に差し掛かっている。

サイン?コサイン?


「そんなこたぁ、知らね~よ」


心の中で毒づいた瞬間、

手を滑らせて、机の上に鎮座していた消しゴムを床に

落としてしまった。



ヤレヤレと机の下に手を伸ばしたところ、左足の先に

珍妙な物体を発見した。



履いていたはずのトランクスである。



とりあえず座りなおし、黒板に目を戻す。

そして平静さを装い、もう一度足元を確認。


やっぱり出てる。

ズボンの裾から一部、というか8割方出ている。

不動明王の如く圧倒的存在感を放つ、myトランクス。

よくわからんが、とにもかくにも超非常事態。

かなりのパニックである。

が、更なる追い討ちが俺を苦しめる。



柄である


今日に限ってルイ・ヴィトン風。あくまで”風”である。

長い風雨に耐え忍んだのか、渋い味わいを

随所に見せ始めている。



チョイスを間違ったか・・・



いや、そんなことはこの際問題ではない。


どんな柄であれ、

トランクスはあくまで下着である。

一切に外に顔を出さない黒子であり、

それが下着が下着である所以である。



なのに、こいつときたら、

出しゃばりというか、サービス精神が旺盛というか・・・



おそらくトランクスを穿いた時、何を間違ったか

左足しか通さず、そのまま登校し、

時間が経つにつれ、ずるずると落ちていったのでしょう。


このまま出し続ける訳にもいかないので、

とりあえず、ズボンの裾にIN。

休み時間にトイレで穿き直しました。




男子諸君に告ぐ


一つ トランクスはちゃんと穿きましょう

二つ 柄は無地がベター



                      おしまい



出版社の皆様、書籍化してみませんか?

800万部は固いかと。


では、5月10日撮影ブログ掲載OKのお客様です音譜

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