花と老婆 「 若い頃に見た花と 今見る花は違うのね 」 顔に深いシワを刻んだ老婆が 何気なくつぶやいたその言葉は ボクの胸を淡く切なく そして深く焦がした 母さん あの頃見えなかった花の美しさが ボクにも少しだけ 見えるようになってきました (いのちの生い立ち。より)