きっといつかの空になる。* | 消しゴム君 寫画集

消しゴム君 寫画集

寫眞と物語と言葉で綴った寫画集







小学生の時、

父の部屋の高窓にしがみつき見上げた
雷吠えの空


中学生の時、

夏のスコールに見舞われて
雨宿りした神社の軒下から見あげた
真っ黒な空


高校生の時、

友達の突然の死を知らされ
学校の屋上で泣きながら見上げた空


19歳の時、

渋谷スクランブル交差点で見上げた
コンクリートに挟まれた都会の空


そうやって
いくつもの空が
ボクの頭の上でボクを見降ろし

そして今、
一人旅の途中で見上げた
美瑛の空

このソラも
きっといつかの空になる