読むのに時間がかかりそうだなって思いながら、意外に早く読み終えました。

不思議な話。

失業している30歳の男性が主人公で、話が進んでいくのですが、

それぞれに違う痛みを抱えた、不思議な女性が次々あらわれ(中には電話の声だけ)、

最後は、途中から突然登場する 間宮中尉の長い話。

しかも彼が主人公にわざわざ届けた故人の形見の箱の中は、空だった・・・

これからどうなっていくのか、作者が何を伝えたいのかまだ私にはみえてこない。

ただ、なんなんだろう、このワクワクした感じ。

この作品の中で、間宮中尉の戦時中の話は長すぎる気もするし、

出てくるキャラクターも曖昧で、ぼんやりしてるし、主人公すらパッとしない。

でも、やめられない!とまらない!

まるで、かっぱえびせんの様な作品だなって思います。



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