これも友達からもらった本。

12編の短編小説。

読みながら、いつの時代の女性像だよ?と思って、途中でおもわず作者をみたら、

昭和3年生まれの女性で、昭和53年に刊行された作品だと知って納得。

今のようなキャリアウーマンが当たり前な時代ではなく、まだまだ女性の地位は低く、

就職してもすぐに結婚をして会社を辞め、子供を産むのが当たり前。

女性には恥じらいがあり、付き合う=結婚を前提。みたいな感じ。

現在では少なくなってきた感覚。

私たちの母親の時代は、こんな感じだったのかなぁと思いながら読みました。

もちろん、今も昔も変わらない女性の感覚はあるし、うんうんと思えるところもありましたが、

どうしても古いなって感じは否めません。

でも、そんな時代の女性を現在の男性も、実は求めてるんじゃないかな・・と

この頃、特に思います。