「身代金ゼロ!せしめる金は5億円!」
虐待されている子供を誘拐し、その子供を保護する代わりに株を買わせる。

そして、その株の値をつり上げ、自分たちが所有する株を売ろうとする突拍子もない計画。
初めは全てが順調にいった。子供は次第に回復し、株は高値で売れた。

しかし、この動きを知ったハッカーJashuaのイタズラで全てが狂い始める…


すべての登場人物が個性的で、スピード感があってまぁまぁおもしろかったです。

ただ、最後があっけないというか、含みをもたせるあたりもありきたりというか・・・

そして、登場人物に感情移入できない。

設定や、展開はおもしろいのですが、人間感情はいまいちです。




「おれは、いやなことや悲しいことは、ぜんぶ河に流すことにしてるんだ。

これまでもずっとそうやって生きてきたんだ。」


誘拐犯の一人の父親のセリフです。

唯一、心を打たれました。私もそうできたら、いいな。