時と人 三部作 を読んで以来、
北村薫の世界観が好きだなぁって思っていた私、
この人が書くサスペンスはどんなんだろうって、期待いっぱいに読んだ作品が「冬のオペラ」
正直、いまいちでした。
名探偵の巫(かんなぎ)弓彦に出会った主人公の18歳の少女、姫宮あゆみ。
二人が遭遇した3つの事件。
ちょっとこの設定から、なんか誰かの作品に良く似てるって思ってしまいました。
事件は解決!でもハッピーエンドってならない。
「リセット」を読んだ後のような心情に、少しなりました。
余談ですが、作品の最後に「椿姫」がでてきて、
中学校の文化祭で、「椿姫」の劇を行うこととなり、なんと私が主役。
でも、すごく下手な演技で、ものすごーく恥ずかしかったなという記憶が、蘇ってきました。