10前に脳梗塞になってリハビリ病院に5ヵ月入院していました。退院後に娘の勤め先のデザイン会社のボス(社長ですがボスと呼ばれていました)からお葉書をいただきました。
何度かお会いしたこともあり、入院中にもいろいろご配慮いただき娘の退社時間を早めていただいたりお見舞いをいただきました。そのお礼の手紙を左手でたどたどしい文でなんとか判読できる文字で書きました。

イラストつきのお葉書を、いただきました。励ましの文にボスの優しさがあふれています。

また、お礼の葉書を送ると…またお葉書が届きました。



素敵なお返事をいただきました、
リハビリの励みになっています。

「新しい厚子さんになってゆっくりの幸福を分けて下さい」

唐仁原さんからの励ましの文は、今も大切に心の中に大切にしています。

同世代ですので、とても身近に感じていました。天国へ旅立つには、早すぎます。

私の介護のために娘が退社することになって、お礼の手紙を出したときも、お返事をいただきました。



私の宝物です。我が家のリビングで私の椅子から何時も見える所に置いてあります。

本屋で唐仁原さんのイラストが見えるとお元気でいらっしゃるのだと思っていました。

ちょっと猫背で後ろ姿がダンディなボスを思い出します。

どうぞ安らかにお休みください。

東京新聞の訃報記事