40年前、独りで広島へ行ったことがある。
仲良しだった友達が、沖縄から広島に講習会があると来ていたので、
新幹線に乗り広島まで、会いに行った。

友達は、東京の看護学校の同級生だった。
宿泊先のホテルで朝まで話し込んだ。
女同士のおしゃべりは、恋の悩みなどで散々語り合った

明け方だったと思う。
「平和記念公園がすぐ近くだよ。何万人の人が死んだんだね」
それまで笑っておしゃべりしてたのに、急にシーンとした。
「沖縄はまだ戦争が続いているよ。毎日、アメリカの飛行機がベトナムへ飛んでいる」

その後、どんな話になったか忘れたけど
ノンポリで社会のことなど深く考えていなかったフツーの私が、
沖縄や戦争のこと、差別のこと、いろんな社会で起きていることに
すこしつづ関心が向くようになった。

次の朝、平和記念公園にいった。
資料館で、「水をください」の朗読を聴いて鳥肌がたった。
展示品の生々しさもちゃんと見ることが怖かった。

あれから、ずーっと「戦争反対」と、言ってきた。
そして、「原発反対」だ。
野田総理は、慰霊祭のあと原爆資料館にも寄っていくのだろうか。
原子力発電は、原爆と違うとでも思っているのだろうか。


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