遺伝子工学に関しては地球上の科学は現在まだ発展途上にあり、かつて行われた操作を認め、そしてその弊害を除くほどには進歩していないが、しかしそれも正しい方向に進みつつあることは確かである。この事実だけをとってみても、多くの無理解から、心配性な狂信家、信仰深い者たち、悪名高い難癖屋などが、往々にしてばかげたつじつまの合わないイデオロギーを掲げてそれに猛反発しても、たゆみなく進歩する今日の遺伝子研究と遺伝子操作は正当化されなければならない。それはまた、人類の進化の段階で取り決められたものであり、停滞することも、阻止することもできないことでもある。
遺伝子研究と遺伝子工学は地球人類にとって、殺人、憎しみ、病的欲望、血に飢えた狂気、悪徳やすべての非人間性などの遺伝悪の除去という目的以外にも、生きるために是非ともなくてはならないものである。遺伝子研究と遺伝子工学はまたあらゆる食糧生産一般において、また肉体、精神、意識面での水準を向上させるのにも必要なこと。そしてまた、地球人類の生命の延長にも重要な役目を果たすことでしょう。なぜなら、太古の遺伝子操作によって、いわゆる文明国における地球人類の一生は、1000年から1200年にのぼる地球人類に可能な寿命の13分の1しか全うしていない。
昔の遺伝子操作を解消するにあたっては、退化的操作だけを解除するように考慮されなければならず、自然に具わった闘志、自然な戦闘能力、天性の、生きるために必要な攻撃性は損なわれてはならない。なぜならこれらは創造・自然によって与えられ、法則や掟に則ったものであり、人類の存続と進化を保証するものだから。人間は生存し、生活し、存続し続けるために、適度の攻撃性と戦闘能力を必要とする。そういうことから遺伝子操作の除去に際しては、太古に遺伝子操作をほどこしたシリウス領域の創出者や支配者の二の舞を演じてはならない。人類は戦闘能力や自然に具わった攻撃性がなくても存続できる、という間違った見解に従った彼らは、発達と遺伝子操作によってそれらの能力を自ら捨てた。それは明らかに誤った決断であり、そのため攻撃されたときに自己防衛をすることができなかったのである。
その結果、退廃したヘーノク民族の末裔はシリウス領域において遺伝子操作によって人間兵器を作り上げ、このことからまたしても、今までとは異なる非常に深刻な問題が起こった。この人間兵器は創出者や支配者によって特別な目的のために創出、培養されたものである。つまり遺伝子操作によって創られた人間も初めは極めて正常な、高度に進化した人間であったが、しかし精神的、意識的、肉体的、遺伝子的にあまりにも基礎的変化を起こしていたために、創造と自然によって元来備わるべき肉体、精神、意識の特性が非常に退廃した形態をとるに至った。そのため遺伝子操作で生まれた人間は、環境の及ぼす影響に対し極めて強い抵抗力を持っていると同時に、またある意味で粗暴であり、野蛮な傾向があった。
しかし、創造と自然の法則と掟、肯定と否定、公正な平衡感覚、善悪の認識、理解、記憶、従順などの要素を司る遺伝子には意識して操作しなかった。これらの要素をそのまま残したのは、彼らが完全に退化することを防ぎ、研究の結果ある程度の安全性が認められたために、意図されたことである。それによって残忍な遺伝子操作人間の生活や行動などにも、常に幾ばくかの人間的な感情の動きが働くであろうというものであった。
この残された要素は昔から、平衡のとれた、善性の肯定的なものを遺伝子操作された人間の意識に上らせる役目を果たしてきた。そのため元来遺伝子操作によって培われた退廃した性質も、数百万年の歳月を経るに従って、徐々に意味が薄れてきた。
しかし地球人の場合は、現在でもその痕跡がはっきりと残っており、特に一部の支配者や政権を握る者、専制君主、暴君、犯罪者、アナーキスト、テロリスト、またセクトやイデオロギーの唱道者などによく見られる。その遺伝子操作は自然のままに残された人間の平衡性、善性、そして肯定的な性質は操作に伴う退廃と相まって、分裂的状態、または少なくとも惑いの状態が見られる。この事実は太古の昔からしばしば見られ、現在でも多くの人々に認められる。こうして地球人類の心の中では善と悪、否定と肯定の争いが絶えないが、今日でも多くの場合、悪や否定が勝つのは残念である。

だが、地球人類においては進化が止まることはない。時がたつにつれて善と肯定が行き渡り、さまざまな遺伝悪もいずれは勝ち得た進歩に場を譲るときが来るでしょう。しかし遺憾なことにそれは必ず成功するとは限らず、また誰にでも可能であるとは限らない。多くの場合は軟弱化したり、間違ったヒューマニズムにおぼれたりするなど、別なところで破綻する。なぜなら、正しい道を見つけることができず、そのために間誤った観念、見識、意見、想像などに陥るため、再び誤った理想を信奉することになるから。
それはあたかも古代のシリウス領域の住民が、意識的に人種や民族を養成する遺伝子操作の狂気的発想に行き着いたように、多くの場合、イデオロギー的、セクト的なナンセンスやたわごとに立脚するのである。
 
プレヤール人と古代リラ人のことについて説明すると、古代リラ人の末裔であるプレヤール人は、かつても生みの親の支配者の後裔、すなわちシリウス知性体とは善悪を問わず一切交流を絶ってしまうでしょう。
そのようなコンタクトは現在もまた近い将来も、差し当たって予定されていない。それにもかかわらず二つの系統はいずれは一緒になることになるが、それは早くても遺伝子操作が元に戻されてからである。
なぜなら、かつての生みの親の支配者の末裔はそのとき初めて、プレアデス人とコンタクトをするに充分な進化の段階に達するから。
これはまた、ヘーノク系統以外のまったく異なった人種に属し、まったく血族関係にないシリウス知性体にも当てはまることである。
現在のプレヤール人、現在のリラ人およびダル宇宙の民族のうち、ヘーノク・ノコデミオン系、もしくはノコデミオン・ヘーノク系は意識と霊の形態において、非常に高度に発達した人間的生命体に属し、地球人類、シリウス領域の住民、その他の世界の人類のような進化が遅れている人間的生命体とコンタクトをすれば、彼らの低い振動のため身の危険にさらされる。
一方、彼らは法律によって、自身の進化を妨げないように、そのような進化の遅れている者たちとコンタクトをし、彼らの関心事に介入することは禁じられている。生命体としての人間は、それぞれ自らの力で進化しなければならず、その際、上位にある生命体からの認識とか情報などは、インパルスを通じてのみ伝えられるにすぎない。
しかも一方では、それと気づかれないように伝えられなければならず、また他方では、低い進化段階が許容する範囲を超える認識や可能性は、与えてはならないことになっている。
プレアデス人が、シリウス領域やその他の地域に住む、かつての生みの親の支配者の末裔や、本来のシリウス知性体と接触を持たないという理由もそこにある。

古代リラ人は、遠い昔に地球に渡来し、何度も述べたように外部から渡来した地球人と一緒にここで活動を始めるにあたり、生みの親の支配者または彼らの末裔がゾル太陽系、ひいては地球上にいない時期、またはすでに引き揚げてしまった時期を選んだ。
古代リラ人も、また後にはプレヤール人もそうであるが、常に生みの親の支配者や彼らの末裔と出会わないように留意した。というのは彼らは自らの道を進もうとし、他方では彼らが世界観の相違から別のヘーノク系民族と仕方なく戦闘行為に巻き込まれたからであった。
そしてこれは結局、生みの親の支配者が遺伝子操作人間をつくるきっかけとなったが、プレヤール人はこれを根底から排撃した。そういうわけでその後、シリウス領域に住むヘーノク系民族や、それに劣らず悪質な純粋シリウス知性体との接触は一切絶たれた。
一方、古代リラ人もその進化に関しては、シリウス領域に住む他のヘーノク系統の民族、すなわちシリウス知性体に比べて先駆けていたので、彼らとの接触は心身共に危険をはらんでいた。その理由だけでも、彼らとの接触は問題外であった。
古代リラ人はまだかなり戦闘的、策略的であったが、同時期に意識、精神での進化も見られた。その例外は暴力をもって進化に順応しなかった者たちである。そのため彼らはリラ・ヴェガ領域を去らなければならない羽目になり、ゾル太陽系に渡った。
しかし、彼らの中にも温和な進化した者たちもいて、その人たちが犠牲を払って亡命者たちに同行し、引き続き彼らを人道に適った道を歩み、進化するよう教導した。
そして時がたつうちにそれは功を奏したが、失敗を繰り返すことも少なくなかった。
この古代リラ人もまた、過去にシリウス領域から来た生みの親の支配者の後裔が行ったように地球人類と混ざり合った。そのため古代リラ・ヴェガ人の後裔も遺伝子操作に直面し、地球上のその他の人類と同じようにその害を被った。

比較的短い期間にこうしたことが起こり、移住してすでに3000年後には、遺伝子操作の影響を受け継いでいない人間は地球上に一人としていなくなった。
これは14万4,210人の指導者、下級指導者、そして亡命民族に霊の教えをもたらすために自ら進んで犠牲になった、非常にすぐれた霊的指導者の場合もそうであった。
そのため地球上ではそれ以降、肯定的な形にしろ否定的な形にしろ変性の遺伝子を受け継いでいない人間は一人もいなくなった。ただその構成によって各々の平衡のとれ方が異なっており、その変性はしばしば表面に現れる。
古代リラ・ヴェガ人がある意味ではすでに高度に進化しているとはいっても、創造・自然の法則に従うという点までは到っていなかった。そのために頻繁にそれに違反し、生地から亡命を余儀なくされた数百万人だけに当てはまることとはいえ、多くの災厄を引き起こした。
地球上でも彼らは同じような行いをし、生みの親の支配者の後裔が興した宗教を奪い取り、地球人を虜にするために自らを創造主である神と賞揚した。その点では古代リラ人は、神である創造主と創造主である神々を頂く原始宗教の本来の発明者、創始者ではなかった。
彼らの創世神話や宗教的な伝説・寓話などを作り上げ、一方ではゾル太陽系人類の本来の出生地が火星、マローナそして地球であることをひた隠しにし、それによって遺伝子操作された者たちの間で、宗教闘争や戦争が起こって自らを滅ぼし、再び立ち上がって元の出生地に戻ることがないようにした。

古代リラ・ヴェガ人は時がたつにつれて心がけを改め、霊の教え、すなわち創造・自然の法則と掟に従うようになった。
そのため彼らの進化は急激に進み、自らを高めていった。そのことは何としても生みの親の支配者の後裔やシリウス知性体との接触をさけるよう、彼らをますます用心深くした。そこで彼らは出生地の惑星の生息者と平和条約を締結した後、再びそこに戻ってきたが、他のグループはプレアデス星団のかなたにある異なった次元に脱出し、そこから150光年離れたヒアデス星座の先に新しい生息地を見つけた者たちと同じようにこの次元から離れた。
さらに第3のグループは我々のデルン宇宙を離れ、双子宇宙であるダル宇宙に進入した。そこでこの民族は人口が増え、他の多くの民族と一緒に大規模な同盟を作った。
 
 
我々の宇宙年数が80億から180億年と、地球の学者たちが主張するのに対して、いわゆるビッグバンから計算して実際には46兆5000億年たっているという。
我々の宇宙は、原初創造の理念に基づいて創り上げられたもので、七つの異なった帯から成り立っており、しかも双子宇宙の片方なのである。すべての太陽系や惑星を含む銀河や銀河団などが位置する巨大な領域は、物質帯と呼ばれるが、現在、地球上の科学者によって研究可能なのはこの領域だけである。
しかし、宇宙は絶えず膨張しているので、物質帯はまだその限界に達していない。
そのうえ、この物質帯では絶え間なく発生と消滅が繰り返されているため、事実上、新しい物質や銀河などだけを研究し観測することが可能である。なぜなら、物質や銀河は数十億年ごとに消滅して純粋なエネルギーとなり、再び気体化され、それがさらに集中して新しい銀河や太陽、そして惑星を形成するから。
物質の一番古いものは380憶年も昔のものであるという。目に見える宇宙を形成する物質帯は絶え間なく発生と消滅を繰り返すから、あまり古くなることができず、380憶年といっても、あまり古いものとは見なされない。彼らは銀河、太陽または惑星などの年数を、それらが固形体になった時点から計算するのではなく、極めてかすかなガスが発生した時点を起源として計算する。そのガスからクォーク、原子、分子そして粒子が発生し、時がたつにつれてそれは結合、凝固、分裂を繰り返す。ようやく密度が高まって固形体になるまで、回転しながら凝固を繰り返し、さらに他の物質を引きつけながら、だんだん大きくなっていく。銀河系とそれに属する太陽系もそのようにして成立し、地球も同じように成立したのである。

約460億年前に固形体としての地球が生まれ、約50億年前から密度が高くなり、徐々に生命が発生し始めたということ。初期の地球は、内部から噴き出た白熱のマグマの塊からなる、溶岩の海と火山であったが、雲からは雨や霰、雪が降り、噴火する山岳に積もり、氷河も発生した。雪や氷は新しい溶岩がその上を流れるたびに溶けて泥を形成し、それが溶岩流として谷に向かって流れ、そこには時がたつにつれて肥沃な土壌が生まれた。言うまでもなく水溜まりもでき、湖や海ができた。そしてその沿岸には、湿った砂によって危険な紫外線から守られて最初の原始生物が発生した。
砂の中に芽吹いた生命は、徐々に順応性を身につけ、水の中へと進出していった。水苔その他の水中植物が発生し、それはやがて冷めたとはいってもまだ熱い溶岩に広がり、さらに氷河地域にも繁殖していった。この最初の植物形態が発生したのは約50憶年前、地球がまだ空虚で荒涼としていたときであった。
苔状植物の進化過程はさらに進み、しばらくたつとその他の発達した植物が発生したが、言うまでもなくそれらも、原始苔と同じように絶え間ない発生と消滅の流れには逆らえなかった。そして自然の成り行きがそうであり、また将来もそうであるように、消滅した植物は新しい形態になってまた現れ、それによって新しいアミノ酸が発生した。
これもまた変遷の法則に従って、最初のアメーバ単細胞生物が発生した。さらに進化の道をたどり、最終的には数十億年にわたる過程を経て、最初の動物の形態を持つ生物が生まれた。こうして生まれた生物も、進化の過程に従って発生と消滅を繰り返した。様々な動物の死を通じて、改めて化学成分の組み換えが行われ、何度か新しいアミノ酸が発生し、それはまた様々な形態で結合されていった。そこから一つの新しい単細胞の粘質の生命体が生まれたが、時がたつにつれてそれは複細胞、そして多細胞の生物に発展していった。そしてついにそこから類人動物が発生したのであるが、それは後に人類となる最初の生物であり、またそれから派生したすべての猿類もそれにさかのぼる。つまり創造、自然、宇宙の力と進化の可能性を通じて、最初の人間の形態を持つ生命体がアメーバ網の原生動物から、直覚的、本能的、衝動的に発生した。
人間になるという運命を担った最初の単細胞の生物は、今から500万年ないし800万年前に地球上に誕生したのであるが、この人類の祖先は様々な進化段階を経ることになる。オメダムと呼ばれる最初の初期人類は、480万年あまり前に、人間の形態を持つ生物体の特徴、つまり分別と思慮を、またそれを通じて明らかな意識を持つ発達段階に達した。知覚と分別能力を持った最初の人間が、この地球人類の初期の祖先であった。
地球人類のその他の原型はもっと後になって出現し、150万年前に初めて自分で認識できる意識の段階に達した。約50万年前にはもうすでに具体的な発明をするまでに至り、例えば工具などを日常生活に使うようになっていた。
人間は猿の子孫ではなく、まったく逆に猿類こそ人間の原始系から派生したものである。これによってチャールズ・ダーウィンの学説が無効になるが、彼は自分の間違った論題と主張を根拠づけるため、猿の骨や頭蓋骨などをヤスリで矯正し、教授然として教鞭をとっていた教育施設や大学に売りつけていた。この事実は当時すでに見抜かれていた。
発達の過程は純粋な地球人類に関するものであり、惑星と自然の力を通じてここ地球に生じた。そこにはいかなる神の手も加わっていない。創造と自然の力と普遍意識に特徴づけられた発達のインパルスのみが決定的なものであった。
しかしながら、地球上には地球人、つまり地球に起源を有する人間だけでなく、地球以外にその出自を持つ人間もいる。それらの人間の故郷は、限りないほど遠い宇宙にあり、彼らは時空を異にするリラとヴェガ星からやって来た、昔の宇宙飛行士の末裔で、その直系の子孫である。またこのような早期における地球への移住者の中には、シリウス星から来た人間もいる。さらに爆発した惑星マローナ/フェートンもその点ではある役割を果たしており、支配者の狂気から同惑星が爆破された際に、その生存者が地球に避難してきている。それ以来、小惑星として太陽の周囲を公転しているが、爆発のそもそもの原因は民族間の反目であった。
これら多くの宇宙からの移住者の他に、はるか昔の宇宙飛行士を先祖に持つ人間が地球には住んでいるが、その数はごく少数であり、取るに足りないものである。

地球上に住むこれらの人類の祖先は、総体的にみれば太古にはみんな同じ祖先に行き着く。今日、地球上に住むシリウス人、マローナ人、リラ人、ヴェガ人などすべてのプレヤール系民族の末裔は、太古においてヘーノクが120億年ほど前に最初の創出を行い、民族を形成したときに発生したものである。古代のリラ-ヴェガ人は常に彼らの戦闘能力を維持し、自分たちの起源についての知識を保ちまた大事にしたが、シリウス人やマローナ人たちはそれを失ってしまった。リラ-ヴェガ人、また後にはプレヤール人とダル宇宙のアスケットの民族だけが、ヘーノク民族がごく初期に2系統に分かれたことについての知識を持っていた。
この分かれた民族はまったく異なった道をたどって、それぞれの新しい故郷を求めて遠い宇宙へ旅立った。後にシリウス領域に腰を落ち着けたヘーノク民族は、やがて自分たちの元来の出自についての知識をすっかり失ってしまい、何度も起源についての新しい伝説を創り上げて語り伝えた。
彼らは自分の進化の枠内で生活し、徐々に柔弱化してしまった。その結果、彼らの戦闘意欲や戦闘能力も失われ、攻撃してくる侵攻者に対し防衛することもできない状態になった。このため一部の社会層では遺伝子操作が行われ、それによって人々は再び攻撃的、好戦的になり、また戦闘能力を備えるようになった。
 
しかし、これについてはさらに説明を要する。なぜならこれらのシリウス人たちもある時点で地球に移住してきて、地球人類の発展にも影響を及ぼしているから。
シリウス人のうちヘーノク系の者たちは、シリウス領域の広い範囲にわたって散らばり、ますます進歩を遂げた。そしていつの日か、自分たちで新しい生命を創造しようということになった。やがて彼らは、自分たちが進化を通じて遺伝的に戦闘能力を無くしたことに気づき、再三出現する攻撃者から守るため、戦闘能力を充分具え持った人種を培養し始めた。そして遺伝子操作の介入によって、堕落した、冷酷なまでに野蛮な性格を持った新しい人種が生物体として生み出されたのである。
しかし、遺伝子操作によって彼らの生命は100年ほどに限られたうえに、例えば癌、アルツハイマーその他多くの死に至る疾病を含む病気や疫病に対して抵抗力がなかった。後でわかったところによると、その理由は遺伝子操作された人間が、いつの日か彼らを作出した創造主であり支配者でもある自分たちに対して、暴動を起こし全滅させるのではないかという、最もな恐れからきていた。この万一の備えはまた、遺伝子操作された者たちが、戦いで戦死しなかった場合でも早く死ぬことを保証するためでもあった。この恐怖は現実のものとなり、そのため創造者たちは、遺伝子操作され自分勝手に行動し始めた人種を、再び統制下におくために新しい道を探した。それは遺伝子操作された人種が徹底的に根絶されることも辞さないほど絶対的でなければならなかった。当然、創造者・支配者は遺伝子操作された人種よりも力を持っており、その結果、後者に残された道は逃亡以外になかった。そこで彼らはシリウス領域から逃れたが、それも好意を持つ者たちの力強い援助があってこそ可能であった。しかし、援助者たちのその好意的態度もまったくの私欲抜きというわけではなく、秘密裏に自分たちも、遺伝子操作された者たちを利用しようと策を練っていたのである。

遺伝子操作された者たちのうち二大民族はシリウス領域から逃れ、銀河系中心太陽の向こう側に住み着いた。彼らは銀河系を横断し、銀河系中心太陽の向こう側のその最先端にある、非常に遠い太陽系の一惑星に定住した。彼らはそこで数万年生活していたが、ある日のこと、旧リラ系の宇宙飛行士に発見されてしまった。
その後、これらの民族の大部分は移民してリラ領域に逃れ、やがて他の民族の者たちと一緒にまだ歴史も新しい地球へと向かった。地球では現在の ○ ○ ○ や ○ ○ ○ に住み着き、そこで結成した民族が、今日、 ○ ○ ○ 人、 ○ ○ ○ 人として知られるものであり、そこからさらに分裂して新しい人種を生み出した。
シリウス領域から来た遺伝子操作された民族の大部分は、非常に長い年月を経てゾル太陽系にたどり着いた。また数千人の遺伝子操作された者たちは、反逆したり罪を犯したりしたため地球に追放された。彼らはすべての大陸の、様々な場所に島流しにされた。しかし、遺伝子操作された人間を含む大多数の民族は、火星とマローナ/フェートン惑星に新しい故郷を見つけ、火星が宇宙の異変で人間や動植物の生命を育む能力を失うまで、そこに都市やピラミッドなどを建設し幸福な生活を送っていた。
これらの惑星に住み着いた者たちは遺伝子操作された元の人種ではなく、遠くそれらの血を引く末裔であった。彼らはシリウス領域からの最初の難民とその後何世代かの子孫たちで、ゾル太陽系を見つけるまで、銀河系をさまよった。そしてこの領域の時空構造への侵入を成し遂げることにより、シリウス領域にいるときから悩まされてきた、限りなく長い間続いた殺人的な追跡を逃れることができた。
遺伝子操作された者たちの子孫は、数千年にわたって遺伝的にその影響を受けたが、その影響を消滅させるのに必要な遺伝子操作の知識を失ったため、それから解放されることはなかった。太古の昔に火星を再び離れなければならなくなった彼らが、地球に住み着いたので、すでに前から地球に住んでいた人種と混血し、彼らにも操作された遺伝子が継承された。時がたつに従って移住した人々は次々と死んでいったが、地球上を支配する転生の周期に従って再び生まれ変わった。それは必然的に今日まで続き、遺伝子操作された者の子孫が今もまだ地球人として、地球上で創成された者たちと混じってこの惑星に生活しているが、総対的には、自分の本当の起源がシリウス領域であるという知識は失われてしまっている。

しかし、かつての火星の生息者は、そのころ人類が存在していたことを示す、例えば、ピラミッドや文化遺産など多くの遺跡を残している。とっくに火星に住めなくなった後にもまだ利用されていたが、最後まで頑張っていた者たちもそのうち引き揚げた。これらの一連のことはいつの日か、遺伝子操作された者たちの遺伝子を受け継いだ、何代も後に続く子孫、つまり今日の地球人類によって認められることでしょう。

一方、マローナ/フェートン惑星は内戦によって破壊され、爆発させられたため永遠に失われてしまった。この惑星は小惑星帯として太陽の周りを公転しているが、昔惑星であった頃の元の軌道ではなく、昔の火星の軌道を回っている。マローナ/フェートン惑星が、火星の今日の軌道を通って太陽の周りを公転しているのは、ある宇宙的出来事のために両方の惑星の軌道が入れ替わったためである。
遺伝子操作を受けたシリウスの逃亡者のうち、 ○ ○ ○ 人種が住み着いた火星、マローナ/フェートン、そして地球などの太陽系惑星は、実際、シリウス領域から来た凶悪な追跡者からの隠れ場であった。この追跡者は創造者でもあり、遺伝子操作を行った者たちであったが、彼らは逃亡者を絶滅させるために、あらゆる手段を使って捕まえようとした。隠れ場所は彼らに好意を持つ逃亡介助者たちによって用意されたものであったが、過去において彼らを生み出した支配者、遺伝子操作の創出者に対して長い間秘密にされていた。もし支配者たちが逃亡者の居場所を突き止めたならば、間違いなく処罰のための探検隊を送り込み、逃亡者全員をひとまとめにして全滅させたことでしょう。

しかしこの危険は、実際のところ今日でもまだ去っていない。このような理由から、アメリカが宇宙探査機を宇宙に打ち上げるということは、極めて軽率なことなのである。この宇宙探査機には地球人類についての記載や、地球とゾル太陽系の重要な星位についての情報が納められており、これらの事が何らかのつまらぬ事情から創出者の手に渡ることになれば、直ちに遺伝子操作を受けた者たちの末裔がまだ生存している証拠が見つかることになる。そして彼らが再び宇宙飛行をし、そこで彼らの遺伝子に組み込まれた攻撃性によって別な世界の異民族と戦争でも始めたりしたら、新たな危険が迫ってくるのは避けられないでしょう。
また、過去何百万年にもわたって逃亡者が生き延びただけでなく、犯罪的なまでに増え、地球とその上に存在する生命だけでなく、広大な宇宙の様々な惑星文明にまで危険を及ぼすようになったことを、遺伝子操作を施した創出者たちに知られるでしょう。そのため地球人の無分別から遺伝子操作された地球人の秘密が漏れれば、シリウス領域またはその他の場所からの攻撃を覚悟しなければならない。その結果、地球人類が全滅する恐れもあるが、そうなれば、友好的な民族の子孫も救助に駆けつけはしないでしょう。なぜなら彼らも創造者と同じように、遺伝子操作された人種の子孫を恐れて敬遠し、離れてしまったからである。友好的な者たちも遺伝子操作された人種の子孫に対して、恐怖を抱くようになった。
そのことは彼らのただでさえ歪曲された血脈の伝承をさらに曖昧にした。その後様々な工作を通じて伝承はとうとう消えてしまい、そのため寓話の形で新しい伝承を作り出さなければならなかった。その寓話を通じて、かつての友好的な民族の子孫を地球人類の神として崇めるようになり、あげく彼らの虜となり、信者となった。
このようにして友好的民族の子孫は、遺伝子操作された人種の子孫を再び服従させようとしたが、その際、彼らの虜となった人種の間に神信仰の祭礼、セクト、宗教、私闘、内戦、血族戦争、民族戦争などが起こり、地球人類が自ら滅んでいくようにという秘かな願望が脳裏にあった。そうすれば彼ら、つまり神々または友好的民族の子孫は、地球人の攻撃的、戦闘的かつ残忍な危険を決定的に免れるであろうというものであった。
しかし、遺伝子操作によって生まれ、受け継がれた地球人の強靭さをまったく軽視したのと、さらに地球人が困窮と必要な状況にあっては互いに堅く団結するという事実を軽視したため、この企ては根本的に失敗に終わった。それに加え、いつの間にか頭脳も発達し強くなった地球人は、ますますずるく残忍になり、時がたつにつれて、それは生得のものとなった。
地球人は自らの命を守るため、ありとあらゆる、新しく考え出した手段を用いて命がけで戦った。遺伝子操作された民族の子孫が、今や神と自称する友好的な民族の子孫の手に負えなくなってしまったのである。そのため彼らはいつの日か戻ってきて地球人類の責任を問おうと、復讐を誓いつつ、とうとう地球から引き揚げて行った。
この引き揚げによって、リラ-ヴェガ人たちが地球と地球人類に接近する邪魔をするものがいなくなってしまった。そこで彼らは自分たちの時空層を離れて我々の次元にやってきたが、それは単なる調査のためでなく、自分たちの故郷では戦争が始まっていたこともあって逃走という形で来たものであった。
そのような理由で彼らはゾル太陽系、すなわち地球を訪れたのであるが、時がたつにつれて彼らもまた、神のように振る舞い、災厄を引き起こそうというのが唯一の目的となった。
 
かつても友好的な民族の末裔は当時も今もそのことについて何も知らず、また、地球人類に対して共通の祖先が与えた損害を償おうと試みた、平和を愛するプレヤール人の存在もしらなかった。
しかしこれに関して述べておかなければならないのは、シリウス人に発見される危険はあるものの、その危険はさして大きなものではないということ。なぜならシリウス領域は地球からわずか8.7光年しか離れていないにもかかわらず、遺伝子操作人種を創った者たちの子孫は地球とは異なった時空層に住んでいるから。

すでに2200万年以前に、古代リラ人が初めて地球を訪れたが、そこには様々な人種が存在していた。リラ-ヴェガ系には例えば、小人、リーゼン、ティタン、ギガンティス、そして地球人のような普通の人種など、非常に多くの人種が住んでおり、皮膚の色もまた解剖学上の差も顕著である。最初に地球に住んだ古代リラ-ヴェガ人も ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ の人種であった。彼らの地球上での生活はしかし長続きしなかった。
当時の生活条件はまだかなり人間には厳しく、荒れ果てていたため彼らはやがて地球を後にした。だが彼らは、かつての友好的なシリウス人が遺伝子操作された人種をそうしたように、自分たちの人種のうち、罪を犯した者たちを地球に島流しにした。そういうわけで地球は再び、一時期流刑地となったが、リラ人の罪人たちは地球にすでに流刑人として住んでいた者たちと混血した。その結果、リラ人の流刑人たちはやがて退廃していった。なぜなら、古代リラ人やシリウス領域から来た者たちがしたのと同じように、罪人たちに技術、文化その他の援助は、何も与えないように規定で定められていたから。
罪人たちは社会から隔離され、人里離れた荒れ果てた島や惑星に追いやられた。そこで身体、精神、また意識の面でこそ自由であったが何の援助も受けられず、自然の死が訪れるか、それとも仲間同士の暴力によって死に至るまで生活しなければならなかった。何の援助もないということは非常に苦しい不自由な生活を意味したが、しかし教材となるものは禁止されていなかったので、人生の途上で勉強をすることは可能であった。
罪人たちは自給をするにあたり、日常の食料やその他のすべての必需品を手に入れるために、厳しい労働をしなければならなかった。また彼らは島や惑星を離れる手段を持っていなかった。しかも男女は別々にされていたため、流刑地で子孫が増えることはなかった。
そして罪を犯したために、その償いをする場所に連れてこられた者たちは、死ぬまでそこにとどまらなければならなかった。これらのことは罪人に自分が犯した罪に気づき、理解するチャンスを与え、それを通じて間違いや恥ずべき行いを繰り返さないようにするためである。また、罪を犯さない者たちの社会からの罪人の存在を取り除いて害や悪影響を及ぼさないようにし、同時に罪人の食糧問題やその他の不快なことで煩わせられないためでもあった。
流刑者が何らかの方法で逃げ出さないように流刑の初めのころはたいてい厳しい監視が行われた。しかし時がたつにつれて監視はまれになり、罪人が地球に追放されなくなると、やがてまったく中止されてしまった。その結果長い期間、彼らは成り行きに任されていた。

地球が植民地になった経緯については670万年前にさかのぼる。そのころ、最初の ○ ○ ○ 人種の祖先の先駆けが地球に住み着き、彼らもやはりリラ-ヴェガ系から到来したということであった。 また彼らはヘーノク民族が二分した際にシリウスの方向に逃れ、その子孫がシリウス領域から逃亡しなければならなくなったとき、銀河系の向こう側に移民したのであった。しかし、そのころの彼らの体質と順応性はあまりにも退化、柔弱化していたため抵抗力がまったく衰えており、670万年前の地球の荒涼とした環境はこの分裂民族を全滅させた。

およそ、38万9000年以前にさかのぼるこの時点では、古代リラ-ヴェガ人の子孫が勢力争いをしていたため、リラおよびヴェガ領域、つまり我々の次元とは異なる時空層において激しい追跡や戦争が行われていた。膨大な数にのぼるこのリラ民族の子孫は、自分たちの故郷を逃げ出し、古い記録文書に従ってゾル太陽系と地球を探すために、我々の宇宙に侵入してきた。そして地球を発見すると彼らはここに定着し、一方では伴侶を求めるという単純な理由から、また他方では遠来の民族にとって、野性的な地球人が何となく美しく魅力的に感じられたため、地球人の粗暴な種族や民族と混血した。
しかしこの結合の主な理由は近親結婚を防ぎ、新しい血脈を導入するためであった。そういうわけでリラ民族の末裔は地球人類と交わったが、両民族の容貌、皮膚の色、体の大きさなどは著しく異なっていた。この差違は結果的に多くの退化をもたらした。それは奇形その他の人間生命の変形、また憎しみと妬み、陰謀と権力争い、戦争、殺人であり、さらに当時存在していた都市ソモンとトゥーラスを焦土と化し、すべてをガラス化した地球上初めての原爆戦争であった。この両都市には、当時古代リラ民族の子孫と彼らの地球人の妻や夫たちが住んでいた。
当時の出来事の一部については予言者ヘノホ(その霊形態は先行する転生ではヘーノクとノコデミオンと称した)の書が述べているが、西暦300年ごろ聖書から削除された。この聖書の中には多くの変造が見られるが、一部の出来事は跡付けることができる。これについて述べると、その後続く数千年、数万年、数十万年にわたって、繰り返しヘーノクの血筋を引くリラ-ヴェガ系から地球を訪れ、彼らも地球人類と混血し、新しい歴史を作り出したということである。
最初にヘーノク系の者が訪れる以前に、その他の地球外知的生命が地球惑星に飛んできた可能性があり、それは私たちと同じ宇宙、そして同じ時空構造から来た者に違いないということである。それは地球上で発見した1億2000万年以上昔の人間の足跡の化石や様々な事実によって証明できる。またその他の証拠も、非常に早くから地球上に地球外知的生命がいたことを物語っている。

純粋に地球上で創造された人種を除いて、地球上でどれが一番古い民族で、どれが一番新しい民族かについては、ヘーノク系で地球へやって来て住み着いた最初の三民族は、 ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ および ○ ○ ○ 人種であったが、彼らは普通の体格をしており、平均身長は約170cmであったという。これらの民族は当時遠く離れた恒星系に住んでいたが、2200万年以上前に、暗黒の迷走惑星のために危険にさらされた。いくつかの宇宙はこの迷走惑星が突入して再び通り過ぎるときに破壊され、そのためそれは破壊者と呼ばれた。宇宙の破壊を生き延びた者たちは文明を再び築き直し、破壊者の新しい軌道を究明しようとした。
それは宇宙の長大な距離を、ものすごいスピードで移動し、最後にゾル太陽系に達すると、いわばそこに閉じこめられたような形になり、それ以来繰り返し太陽系内を駆け巡り、一度ならず地球を危険に陥れた。そこで当時の科学者は破壊者の進路をたどり、そして結局我々の太陽系にある地球を発見した。

荒涼とした厳しい気候に慣れていた宇宙からの旅人たちはここに住み着いたが、それは困難を伴うものであり、多くの者たちが命を落とした。異なった皮膚の色をした巨人たちや小人、そして生物が地球に住み着いたのはずっと後のことであった。それは気候が温暖になり、すべての環境と大気圏が生命に脅威を与えなくなってからのことであった。

それからさらに時がたって今からおよそ2万1000年前、あらためて地球外知的生命が地球にやってきたが、それは最後に移住した民族のさらに遠い末裔であった。しかしながら、この民族は我々の時空構造ではなく、リラ-ヴェガ系の異なる時空層にある異郷の世界に住み、そこは太古の昔から古代リラ人やヴェガ人が定住していた所であった。
地球に新しく移住してきたこの民族は小人族であった。その大きな一族がサヌラ湖の畔に住み着いて生活していたが、その高原の湖を深い谷から囲っていた自然の西岸堤防にひびが入り、堤防の決壊によって何もかも押し流され、40cmほどの小人が住んでいた岸は崩れてしまった。その後斜面やその周辺一帯は徐々に土地が固まって森林になった。
後から地球にやって来た人種はみんな皮膚の色がたいへん黒く、彼らは今日アフリカ大陸として知られているところに住み着いた。そこからさらにオーストラリア、ニュージーランドその他の場所へ広がっていった。
さらに人種混合によってそこから多くの亜種が生まれたが、これは ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ 人種でも同じであった。そしてそれらの分岐した人種は惑星全体ではないにしても極めて広範囲に散らばっていった。
 ○ ○ ○ 民族は宇宙の一時代前、正確にいうと2万5984年前(1996年現在)に地球にやって来た。彼らは、リラ系宇宙のラサン惑星に隣接するニッサン惑星から移住して来た。彼らは銀河系の向こうの端(銀河系太陽の向こう側)にある、ニッサン太陽系のクードラ惑星に住んでいた民族の遠い子孫で、240万年前にリラ系宇宙のニッサン惑星に移住したものである。移住の理由は異常な人口過剰であった。リラ-ヴェガ太陽系に位置するリラ-ヴェガの子孫の元の故郷への道は、古代リラ人の大調査船団が銀河系を長期にわたって調査していたとき、ニッサン太陽系のクードラ惑星上でヘーノク系の ○ ○ ○ 民族に出会ったことに端を発している。
リラ-ヴェガ民族やプレヤール民族とならんで、未知の異民族が非常に古くから地球を訪問していたことを示している。しかし、先にこの惑星に島流しされた罪人や、中国、日本、アジア、ヨーロッパ、ユーラシア、オーストラリア、様々なオセアニアの島々、アフリカ、アメリカ、南米などに住んでいた、純粋な地球原生人にも妨げられることなく住み着いたリラ-ヴェガ民族や他のヘーノクの血脈者たちとは違って、これら初期の異民族は、我々の惑星に最終的に定住することはなかった。

古代のヘーノク民族の後裔、特に古代リラ-ヴェガ民族は、進化の面では地球人をはるかに超越しており、そのため彼らの生活水準や文化程度は高かった。彼らの文化の名残は今でも追体験できるが、それは誤った学術的な説明や主張とは違って、真理と事実にかなっている。
発展と成功、そして権力を熱望するヘーノク民族の間では、昔から習慣として、支配者に対して人民の一人ひとりが権利を主張した。その結果、いつも改革や戦争の絶え間がなく、すべての文化や種族が一瞬のうちに根こそぎ破壊、抹殺されてしまった。しかしそのたびに、少数の者たちが適時に惑星を脱出して生き延びることに成功し、それらの子孫や末裔は、度々地球に戻ってきて新しい都市や文化を起こしている。
その例としてゴビ砂漠の中の都市ムーや、今でもアゾレス諸島にその遺跡が残っている大アトランティスが挙げられるが、小アトランティスは今日地中海のギリシャ領海に存在する。損害によって賢くなった彼らは、反目を避けるために都市ムーと大アトランティスを遠く離して建設したが、平和は長続きしなかった。平穏な生活は1万8000年で終わり、その後前代未聞の狂気の争いによってゴビ砂漠の都市ムーは完全に破壊されてしまった。一方、大アトランティスと島全体は敵に操られたアドニス(大きな小惑星)に破壊され、海に沈んでしまった。それはおよそ1万1500年前のことであった。

ムーと大アトランティスの出来事のおよそ2000年前、古代リラ民族の末裔が再び地球を訪れた。彼らの祖先は2200万年前と38万9000年前にすでに地球に来て住みつき、活動したことがある。彼らはまた青い惑星に住み着き、再び堕落した地球人類と交わり、新しい血を混ぜることによって、すべての面から彼らの遺伝情報に適った新しい人類を生み出した。ここでもまた遺伝子操作が行われた。
この結合を通じて三つの異なった人類が生まれたが、それは純粋の ○ ○ ○ 、 ○ ○ ○ 、そして ○ ○ ○ 人種であり、その後の混血を通じてさらに種類が増え、様々な特徴と色のニュアンスを呈するようになった。生殖による組み合わせと遺伝子操作を通じて、ここ現在地球に住む人類の祖が3人生まれたわけである。
その名も最初の人類を意味するアダムの父はセミヤーザといい、全人類と全民族を見張り、あらゆる面で秩序を保つように取り計らう役目を負った、最高の監督であった。アダムは今日の ○ ○ ○ 人種の祖であり、エデンの園または楽園と呼ばれる、正義の園でセミヤーザによって創られた。この庭園はギルガメッシュ王でも知られる、古代都市ウルク近郊の二大河川(イラクのチグリスとユーフラテス)の地にある。
同じような生殖行為によって均整のとれた女性の生物体、エヴァ、すなわち産む者が誕生した。後にセミヤーザの指令によってアダムとエヴァの肉体的結合が行われ、最初の男児が生まれた。その後さらに子供たちが生まれたが、そのうち一人の息子を除いて、古くから続く他の部族の女性や男性と結ばれ子孫をもうけた。このようにして時がたつにつれて、今日の ○ ○ ○ 人種が増えていった。
遺伝子操作された人種との交わりは、 ○ ○ ○ 人種の祖である最初の父レドンを生んだアサセルによって行われた。 ○ ○ ○ 人種の最初の父としてテト・エルがサルタエルより生まれたが、ここでも遺伝子操作が行われた。アサセルもサルタエルも監督の一族に属する者であった。

新しく生まれ、創造された3種の地球人類は誕生以来、三つの異なった大陸に住んでいたが、他人種と混血することなく、常に子孫の繁殖を同じ人種との間で行う義務を負わされていた。しかしやがて彼らも、地球上の人類がずっと昔からそうしていたようにすべての命令や良い助言を無視して異人種と混じわり、多くの混血人種が生まれ、広がっていった。それについては書の中の書、すなわち真理の書、『OM』(Omfalon Murado、オムファロン・ムラード)の31章563節から565節に次のように書かれている。
(563節)そして様々な人種の子孫は一緒になり、新しい種族と人種を生んだ。それというのも、人は昔から規則や掟に従わない性質を持っており、遠い昔の先祖と同じように、この500年というものは大きな悪の中に生きた。(564節)そこでJHWH(イシュヴィシュ)が言うには、指導者ガブリエルが地球人の女との間に子孫を創る。その者はやがて彼と識者たちによって教えを受けるが、その者の霊体は宇宙の深遠から遠く旅して来た者のそれである。(565節)ガブリエルによって創られ、地球上の女であるサラナから生まれたヘーノクは地球上の人類に教えをもたらし、366年生きた。

ヘーノクは後にヘーノッホと呼ばれ、地球上における最初の預言者であった。当時の人類に多くの学識、知識、英知などをもたらしたのはこの人であった。しかし後の世の多くの預言者の教えと同じように、彼の教えも識別できないほど変造され、伝えられた教えの中には、本当の真理は極めてわずかしか含まれていない。しかも今日では、このわずかの真理も宗教的な説明と解釈に組み込まれているため、それを選り分けてわかりやすい形で理解することができる人はまれである。
地球人類の間で神のように振る舞ったのは、リラ-ヴェガ人だけではなかった。これらの多くの神々たちは、粗暴で残忍な暴力をもって地球人類を服従させ、自分の勢力下に治めようとした。その最たるものは、良心のかけらもない、卑劣で陰謀的、と記されているギゼー知性体である。それと並ぶのは宇宙人のアシュタール・シェランとその一味で、彼らは地球人類に対して権勢欲とイデオロギー上の惑わしで最悪の役割を演じた。

その後ギゼー知性体は、1980年代にプレヤール人によって捕まえられ、悪事を働けない世界に追放され、また球状、三角形および円盤状の彼らの宇宙船を全部破壊されてしまったので、宇宙飛行もできなくなった。またアシュタール・シェランとその一味は、アスケットの民族を戦争による暴力で屈服させようと、数年前にダル宇宙に侵入したため、邪教や権勢欲による地球人への危険は去った。だが、アシュタール・シェランの指令宇宙船とすべての船隊は、火を噴く戦闘のさなかに彼を乗せたまま炎上し、全滅した。そのため彼とその一味はもう我々のデルン宇宙に戻ってくることもなくなった。
もし、彼らが転生を通じて生まれ変わってくるとしたら、それはダル宇宙であり、前世についての記憶は残っていない。なぜなら霊体が生まれ変わるたびに総体的意識ブロックの人格変化も行われるから。そういうわけで、アシュタール・シェランとその一味、また彼が地球人類を自由に操ろうとして撒き散らした邪教も、地球人類その他の多くの者たちにとって危険ではなくなった。

言うまでもなく、古代の地球外知的生命の中には良い神と悪い神がいたが、時がたつにつれて、一般的に遺伝子操作によって退廃してしまった地球人は、どちらにも従わなくなってしまった。従順であったのは、民族のうちのごく少数の指導者的立場にあった者と、イデオロギー指導者と神々に盲従する者だけであった。それは約38万9000年前、遠来のセミヤーザが最初の人間アダムを創ったときにその兆しが見え、その後もたびたび同じことが繰り返された。
ちなみにアダムは地球上の最初の人間ではなく、地球外知的生命が約1万3500年前に、差し当たり最後の地球移住したときに初めて創出した人間である。その後ガブリエルによって地球上でヘーノクが創られた。
アダムとヘーノクの誕生後、遺伝子操作された人種、つまり地球人類は惑星全体に定着し、人口を増やしていった。彼らはこの世界の絶対的支配者となっただけでなく、同時に破壊者にもなった。遺伝子操作された人種の大部分はそのときになっても、まだ遺伝子操作の作用、影響、退化に極めて強く縛られていた。そのため、戦闘的で悪意をもち、野蛮で流血を好み、物質欲が深くて、病的に欲望深く、淫らで、感情的、というようにあらゆる面で退廃していた。この悪質な遺伝子素質は古い昔から遺伝子操作によって受け継がれたもので、優性であり、エデンの園のアダムとエヴァと魔性の蛇というキリスト教の間違った教えが物語るように、いわゆる遺伝ともいうべき要素を形作っている。
この遺伝悪は実際に現実的な背景を持っているが、しかしそれは、宗教が表現し主張するものとは一切関係がない。つまり遺伝悪は、アダムとエヴァがエデンの園で服従しなかったことが原因ではなく、古代シリウス人が人間に施した遺伝子操作が原因である。

退廃した好戦的性質や一部人間を文字どおり悪の権化に成り下がらせるのは、恐らく実際に遺伝子の中のDNAが操作された結果に他ならず、遺伝子研究者によってその操作方法が発見されれば、元に戻すことが可能でしょう。この太古にさかのぼる遺伝子操作は今日地球上に生活するすべての人類に受け継がれたものであるが、遺伝子技術がその根源を発見し元に戻す能力を開発すれば、この遺伝悪から解放されることも不可能ではない。
それは必ずいつの日か可能となるに違いない。そうすれば人類は元来の生物体としての人類に戻り、ただ生物体として生活に耐えるために必要とする好戦性と攻撃性のみを持ち、退廃することを免れるでしょう。このように遺伝子を再度操作することによって遺伝は妨げられ、それ以上に受け継がれることがなくなれば、地球人類特有のものとなった悪と退廃的な攻撃性は、再びなくなることでしょう。
 
(ビリー)エドゥアルト・アルベルト・マイヤー