以前にも書いたかもしれませんが私は20代後半まで自炊をほぼしてなかったんです…
出汁が何かさえ分かってなかったし作るものと言えばカレーやミートソースパスタくらい。
外食やコンビニばかり食べていた。
飲み会も多かった。
砂糖はケーキやコーヒーなどにしか使わないと思っていた。
年末年始に独身が休みになることは滅多になかった。年末年始や世間での大型連休では独身は休み希望を出すとめちゃくちゃ文句を言われていた。
そんな貴重な年末の連休に久しぶりに実家に帰った。
母親から
「ちょうどいいとこにー!!みりん買ってきてー」
と頼まれた。
なにも考えず
「オケー。みりんってどこにあるん?」
母親
「スーパーにあるから。千円あれば充分足るから」
と言われ千円をポケットに入れ近くのスーパーへ。
スーパーに到着しふと、みりんって確か調味料やったよな?と思い探しまくる。
やっと見つけた。
醤油とかのコーナーに置かれていた。
みりんやミリンなど書かれていた大小様々なみりん。
味醂と書かれた物も一緒にあった。
「味醂」これなんや?なんて読むや…
当時iPhoneとかあったかもしれないが全く普及されてない時。
どうやって調べたらいいかも不明。
みりんもどれを買えばいいかわからない。
母親に写メールを送り
「みりんどれ買うん?」
と聞いてみる。
一応、味醂と書かれた瓶も撮ってメール。
メールの返事を待つ間、みりんのボトルを眺める。
ふと目に入った文を二度見した。
『みりんは酒類です。未成年の購入は〜…』
二度読み以上した。
「みりんって酒やったんかいー‼︎調味料ちゃうんかい‼︎」
ちょっと声が出てしまった。
ハッと気づき周りを見て誰もいないことを確認。
みりんって酒か…
とブツブツ独り言を言うてた時に返信がきた。
「右端の味醂でよろしく」と。
またもや二度見で驚き。
「味醂ってみりんなんかい‼︎」
『味醂はみりんで酒。』
これはすごいことがわかった‼︎
と内心ホクホクで味醂と書かれた瓶を持ちレジに並んだ。
年末なのでレジは行列。
心の中で
(どんだけ並ぶねん)
と悪態をつきながら待つ。
もうすぐでレジ。
レジをふと見ると
『18歳未満年齢確認強化確認中』
の文字が書かれている。
さらに二度見。
心の中で
「年齢確認?あかんって千円しか持ってないってまさか確認されることはないやろけど。今までされへんかったし…」
と言い聞かせつつ祈る。
ついに順番が回ってきたー‼︎
味醂を置く。
店員さんが味醂を持ちピッと打つ。
店員さん
「年齢確認できる物お持ちですか?」
私
「え?千円しか持ってないですよ?」
と言い千円をお金置くトレイ(名前わからないです)
店員さん
「年齢確認できないなら売ることできません」
私
「28歳です」
店員さん
「無理ですね」
味醂を没収されてしまった。
呆然。
(年齢確認され20歳超えてるのに酒買えず…このまま帰るか?いや…ここのレジの若いお姉さんやから確認されたか?もう1回味醂持って違うレジに行くか。)
数分悩んだ。
(採血も1回無理でも3回はチャンス与えられる‼︎あと2回チャンスある‼︎)
と思いまたみりんが置いてあるコーナーへ。
味醂を手に持つ。
再度、行列に並ぶ。
今度はおばちゃん担当のレジへ。
行列は長かった。
長く感じただけかもしれない。
ドキドキしながらレジへ味醂を置く。
店員さん
「300円(値段は覚えてない)です」
と言われ千円をスッと差し出す。
店員さん
「700円のおつりです」
と言い渡される。
私
「袋いりません。」
店員さんがシールを貼ってくれた。
心の中で小躍りしながら
(ついに買えた‼︎味醂‼︎味醂買えたー‼︎)
先程売ってくれなかったレジのお姉さんの前をドヤ顔で通りすぎる。
お姉さんは全く見てなかったけど‼︎
実家到着
母親
「遅かったなー。みりん買うだけでめっちゃ長いやん」
私
「行列で1回目買われへんかってん‼︎年齢確認されて売ってくれへんかったんやー‼︎2回目の行列で売ってくれたんやー。酒やったら酒言うてやー」
母親
「はあー?味醂はアルコール分類やけど飲む酒ちゃうでー。何言うてんねんなー‼︎調味料や」
私
「はあー?酒ちゃうんかーい‼︎やっぱり調味料かよ‼︎調味料で年確すんなよー」
毎年、年末になると思い出す。
今では自炊ばっかりしてるので出汁とかも分かるよ