学生指導
看護師3年目
ついに‼︎学生指導をすることに‼︎
まずは院内研修。
学生指導を初めてする看護師(主に3年目)を集めて週1で行われる。
最初に研修リーダーから一言。
リーダー
「みなさん、学生だった頃を覚えてますか?指導者に優しく丁寧に教えてもらっていたと思います。そこで自分が嬉しかったことを発表していきましょう。」
と言われた。
初回で。
時計周りで発表することに。
偶然かな…私と同じ学校を卒業した子らが並んでた座っていた。
何人かの心温まる学生時代の話を聞く。
(こんなほっこり指導なんて全くない…やばい‼︎なんて言うべきか…)
ずっとこんなことを思っていた。
多分、同じ学校卒業した人たちは全員思っていたと思う。チラッと横見るとみんな頭が下がっていたから笑。
めいの話もほっこりが多い。
(あぁ。こんなほっこり指導受けてたらこんな病棟で地獄やったやろなー。よく耐えてたなー)
と他人事のように感じてた。
同じ学校卒業した子らのトップバッターが私。
(1つもほっこり話がない‼︎素直に話すか作るか‼︎)
ギリギリまで迷っていた。
私の番が回ってきた。
緊張でテンパった。
私
「学生時代から嬉しいと思う指導はなかったです‼︎」
はっきり言うてしまった……
空気が凍る。
……シーン……
(しまった‼︎やってしまった‼︎)
またテンパる。
無言が続く。
リーダーが
「どういうこと?」
と聞いてくる。
私
「いや…えっと…」
リーダー
「教えて」
と柔らかく聞かれた。
(この際、話すか‼︎病棟の先輩おらんことが救いやな)
挨拶無視は当たり前。情報収集していただけで私語すらしてないのに「喋るな」や「邪魔」と頻回に怒鳴られていたこと。挙げ句「死んできたら?」と言われたこと。教師は守ってくれず指導者側に立ち一緒になって責め立ててきたこと優しさは微塵も感じなかったことを詳しく話した。
再び場が凍る。
ほっこり話をした人たちの顔が引き攣っている。
リーダーや他の先輩たちの顔も引き攣っている。
リーダー
「た…大変やったね…1年目の頃は優しい人もいたでしょ?」
(そこ聞く?)
と思ったけど同じ病棟の先輩もおらんし確認されたところで嘘はついてないから正直に話そうと思った。
最初はヘルパーさんの業務をしていて関わりがなかったこと。3ヶ月が経過して患者さんを担当してからガラッと変わったこと。
挨拶は返してくれるようになったけど不機嫌なら挨拶も無視。たまに報告も無視。理不尽に怒鳴られる。理不尽に怒鳴られてるのを主任クラスの人はそれを見てクスクス笑っていたこと。先輩のちょっとしたミスを押し付けられて怒られたこと。などなど思いつく限り話した。
この話は同期全員が頷いたりしていた。
リーダー含め先輩たちは引き攣っていた。
リーダー
「次の人お願いします」
スルーされた。これも無視みたいなもんやなと思った。
でも次からは同じ学校の同期達。
みんな同じような学生時代の話をしていた。
またまた空気が凍る。
リーダー
「みなさん、それぞれにいい話があったと思います。良かったことをしていきましょう。されて嫌だったことはしないように。」
(一気に幼稚園児になった気分。この際やから聞いてみよー)
私
「あの…質問いいですか?」
リーダー
「……どうぞ…」
何を聞かれるかはわかっていたはず
私
「散々、嫌なことしかされてきてないので嫌なことはしません。ただ良いことはどうしたらいいですか?褒め方もわかりません。他の人たちの話を聞いてもピンとこなかったんです…」
リーダー
「……少しずつ学んでいきましょう」
私
「……はい…」
(なんの解決もしてねー‼︎こんだけぶちまけてしまったから先輩達に怒られるかもなー…ナカさんにも怒られそー…)
と思った。
空気は凍ったまま研修が終了。
学校の同期たちから
「よく言った‼︎」「これから目つけられるな笑」
と励ましと脅しの言葉をもらった笑
翌日以降
先輩や主任クラスや師長からなんのお咎めもなし。
ヤナギさんもおらんなったしね笑
ナカさんからもなんもなし。
少しスッキリした自分もいた。
ヤナギさんがいなくなりだいぶ改善されたけどね。
ティさんはいたけど私からしたらかわいいもん。
不機嫌でもちょっと褒めたら機嫌良くなるし扱いやすかったから笑
次回
本格的に指導スタート