翌日


人生初めての彼氏

それもイケメン‼︎

彼氏ができたとはいえ何をしたらいいのか全くわからなかった。

考えても仕方ないので休みの日の恒例‼︎

教科書丸写し事前学習をすることに。


土日や祝日は少しずつ丸写しをしていたのでだいぶ量が増えてきた。

呼吸器の教科書が終わり循環器の教科書もあと少しで終わる。

丸写しをしたルーズリーフの量も相当な多さ。

疾患ごとに付箋を貼りわかりやすくまとめておく。


教科書丸写しして気づくと夕方近く。

その日は丸写し終了。

メールが届いていた


マザコン

[明日遊べる?]

[いいよー。何時ー?]

マザコン

[10時に梅田でどう?]

[わかったー]

早い待ち合わせやなと思った。

その日は色々メールした。

内容は全く覚えてない‼︎


恋愛経験が全く無かった当時でも翌日はデートやから化粧しておしゃれをしなければいけないとは考えていた。

でも‼︎

化粧の仕方がわからん‼︎

雑誌も買ったことなければ読んだこともない‼︎

高校生の時に友達となんとなく化粧をしたことがあるくらい。

ユナやアヤのように綺麗にはできない…

服装もダサめ。

太ってる私は制服以外でスカートを履くことがなかった。

太ももが擦れて痛いから笑

買いにいくにもそのへんのおしゃれ服屋さんにはいけない‼︎サイズがないから‼︎

いつも(当時の)ダイエーの大きい服コーナーで買っていたから‼︎


持っている服を見る。

ジーンズとヨレヨレの半袖シャツ

これはあかん‼︎

学校にいくのにいつもこんな格好だったが梅田にいく。それもイケメンが隣にいる‼︎


かなり焦った…

ダイエーに服を買いに行く。

女の子らしい服を購入。

スカートは履く勇気なかった。

なのでズボンはいつも通り。

上に着る服は明るめの女の子っぽい服にした。

靴はぺったんこの靴(名前わからない)を購入。

カバンも女の子っぽい物を購入。

ピューンとお金が飛んでいった笑


今できる最大限のおしゃれ?を用意した。

安心して夕飯爆食いした笑

夜も爆睡。


翌朝

待ち合わせの2時間くらい前に起きた。

いきなり緊張してきた。

母親

「ご飯は?」

「いらーん。梅田行くからそん時に食べるはずやー。10時に待ち合わせやしなー」

母親

「はいはい」

顔洗って化粧水つけて化粧の時間。

高校生の時に化粧品一式を買ったのでそれを使用。

化粧してみてもやっぱりすっぴんとそんな変わらん気がする。

ただちょっと目がおっきくなったかなーって雰囲気だけ。

髪のセットとか全くわからないのでクシといて終わっただけ。


5分ほど前に約束の場所に到着。

定番の待ち合わせスポットなのですぐには見つけられないと思っていたがすぐ見たかった。

イケメンオーラ発してたから。

声かけられない…

少し離れたところから見守る。

自分史上最大のおしゃれがおしゃれじゃなくなったように感じた。

髪の毛はちゃんとセットされて服装も暑い夏やのに爽やか。


周りのお姉さんたちからめっちゃ見られてる

2人組のお姉さんに声かけられてるー‼︎

前にも見たことあるシーン。

めちゃくちゃ無視してる。

近くでギャルが

「うちらも声かけてみよーや」

と話している。

ギャル2人の後ろをついていく。

ギャル2人が声かける。

「お兄さんかっこいいなー」

なんとなくギャルの仲間です的なポジションにいた私と目が合う。

マザコン微笑む

ギャル2人照れてる

マザコン

「おはよう。早く声かけてや。」

「おは」

ギャル2人

「どこ行くー?」

ギャル2人に挨拶を被せられた。

マザコンが近づいてきてギャルたちを無視して手を繋いできた。

私とギャル2人

「えっ?」

被ったー‼︎

ギャル1

「誰?」

ギャル2

「知らん。」

ギャル1

「お兄さんその子知らん子やからうちらと行こー」

「は?え?」

プチパニック

マザコン

「知り合い?」

「知らん」

ギャル2

「そんなデブいらんからうちらと遊びにいこー」

知らんギャル2人に傷つけられた。

ひどー‼︎確かにおデブですけど‼︎

マザコン

「お前らなんやねん‼︎俺の彼女になに言うとんねん。」

感動したよー。

ギャル2人の顔がひきつってる。

マザコンの後ろからドヤ顔でギャル2人を見て

「彼氏です。私、彼女です」と言うた。

ギャルがなんか叫んでた。

放置しておいた。


2人で爆笑した。

「おはよう。それにしても学校の時よりさらにイケメンやな。ビビって声かけられへんかったわ笑。今度からはマザコンから声かけてな。逆ナンされすぎやろ笑」

マザコン

「おはよう。なんか学校の時の服と全然違うな。」

「そろそろ手離していい?緊張しすぎて汗やばい。暑いし」

マザコン

「離すん?嫌や笑」

「見て‼︎この汗‼︎拭きたいやん笑」

汗だく。暑さと緊張で汗が止まらんかった。

マザコン

「それはなかなかやばいな笑」

笑いながら離してくれた。

プーさんのハンドタオルで汗をがっつり拭く。

マザコン

「どこいく?」

「涼しいとこやな」

地下街を歩くことに。

涼しかった。やっと汗が収まってきた。

マザコンがまた手繋いでくる。

「汗おさまったのにー。緊張するんやー。」

マザコン

「いいやん。汗とか気にせんし。俺は楽しいで」

言うこともイケメン。

そのまま手繋いでいろんなところを見て歩いた。

周りの

「あの2人全然似合わんやん」とか「なんであんなデブがイケメンと?」とか色々言われた。

でもそんなん気にならなかった。

言うてる人と目が合えば毎回ドヤ顔で見返してたから笑

イジメられてそんな言葉とか気にならなくなったしドヤ顔で返す技を身につけた。


その日は手繋いで歩きまわってご飯食べてデートが終わった。

ご飯の時に私から

「学校では今まで通りに接しよう」

と話した。

マザコンもそのつもりだったようで快諾してもらえた。


次回

学校生活