技術チェック練習
練習して1週間
本番まで1週間
クラスメイト全員元気がなくなってる気がする…
技術チェックに落ちるとグループ全員が留年になる。
他人の人生がかかってることがしんどすぎる…
帰りの車の中や電車の中では楽しく話してる。
清拭も陰部洗浄も拭き方や洗い方が細かい。
練習して慣れるしかない…
今回は家では思い切り練習できない…
お風呂で清拭の練習はしていた。
陰部洗浄は自分では見れないのでなんとなくしか練習できなかった。
お風呂でブツブツ独り言を言いながら練習。
妹にキモいと言われるが気にしない。
ある日
3人で練習していたが2人が偶然抜けたタイミングで吉川がやってきた。
吉川は30代の男性教師で今でいうセクハラやパワハラが激しいやつ。
吉川
「練習してるんか。1人なんか?」
私
「練習してます。他の2人はトイレ行ってます」
吉川
「ちょっと見たるわ。陰部洗浄してみ。」
私
「はい」
慌てて用意する。
なかなか戻ってこない2人。
私
「準備できました」
下半身だけの人形を使い洗浄していく。
なんとか順調にできた。
オムツもなかなかいい感じに装着。2人でしないといけないところを1人でしたので時間は思ったよりかかっていた。
それでも2人は戻ってこない。
吉川
「いい感じやな。プーは男のアレを見たことあるんか?」
びっくりした。
私
「ないです…」
吉川
「そうか(ニヤニヤ)今度練習させてあげよか?」
私
「え…それはちょっと…」
吉川
「彼氏おるんか?」
私
「いません」
吉川
「それならちょうどいいやろ」
私
「あ…いや…」
なんて言えばいいか分からなかった。
めちゃくちゃ対応に困り黙ってしまった。
そこでやっと2人が戻ってきた。
ユナ
「先生。言われたことやって机に置いておきました。確認してください」
マザコン
「よろしくお願いします。」
吉川
「ああ。確認してくるわ。」
やっと吉川がいなくなった。
半泣き状態の私。
周りには池ちゃんグループがいたが何を話してるかは聞こえてなかったみたい。
ユナ
「遅なってごめんな。トイレから戻ろうとしたらマザコンと会ってそのあとに吉川に2人で呼ばれて雑用押し付けられてん」
私
「そうなんや…タイミング悪かったな…」
マザコン
「どうしたん?なんかあった?」
半泣き状態の私に気づいたのか優しく聞いてくれた2人。
細かく起こったことを説明。
池ちゃんグループも話聞いてくれた。
話し合えると池ちゃんグループとユナとマザコンが今日はもう帰ろう‼︎とすぐに準備をしてくれた。
気持ち悪すぎて吐きそうだった。
スムーズに動くこともできなかった。
車の中では吉川のことについて3人が喋っていた。
なにも言えなさそうな学生には強気な態度を取ることや他の学生にもセクハラ発言や行動をしていること。
男には弱気な態度で接してくること。
などなど最低なやつだった。
2人が来てなかったらそのあとどうなっていたのか…
吉川とは関わりたくないが教師なのでどう関わってくるか分からないので不安だった。
ユナとマザコンと池ちゃんは学校にいる間は極力一緒にいてくれると言うてくれた。
少し安心した。
金曜日だったのでしばらく吉川を見なくて済んだ。
ユナと遊びに行く予定だったが全く気分が乗らずそのまま帰った。
ユナは別れるまでずっと心配してくれていた。
マザコンも心配してくれていた。
めちゃくちゃ怒ってもいた。
実家近くまで送ってくれた。
土日はなにもできなかった。
ユナやマザコンとメールしてのんびり。
急にマザコンが実家近くに来たから会いたいとメールしてきた。
マザコンなら気持ち悪くないし会った。
ただおしゃべりして帰っていった。
最後に
「吉川のことなんかほっといたらいいから。またなんか言われるなら俺がおるから安心してな」
と言うて帰った。
今思えばかなり男前な発言。
イケメンがあんなこと言うとかさらにイケメン度増してる。
これ書いてて恥ずかしくなってきた。
今ならセクハラ発言も華麗にスルーできる。
世間しらずな19歳だった私は半泣きになるしかできなかった。
それにしても吉川がキモすぎる‼︎
マザコンが帰って行ったあと、なんとなく元気になった私。
月曜日から頑張れる気がした。
残り1週間で結果が出る。
陰部洗浄はなんとかうまくいけていたので練習あるのみ。
月曜日から木曜日までみっちり練習した。
残すは金曜日の本番のみ。
次回
看護技術チェック本番