前にも書いたように、息子が亡くなってから
息子の所有物を見ているのも辛くて
まったく正常な判断ではなく
狂ったようにほとんど処分してしまって
とても後悔している。
せめて着ていた衣類などあれば
息子の匂いもついていたはず。
残念ながら衣類もない。
今日も調子が悪くて横になっていたら
息子が在籍していた高校に
上履きがあったのを思い出した。
でも3年生になってからほとんど
行ってないし、いつか登校したいと
いう時の為に、もう1年在籍だけしていた。
それからまた1年以上経っている。
きっともう靴も処分されていると思うけど
靴箱には名前がなくどこに置いても良かった。
そう思ったら、寝ていた体を起こし
すぐに高校に向かった。
なくて当たり前、なくて当たり前…
がっかりしないように自分に
言い聞かせながら行った。
学校に入り上靴を見ていく。
同じものが何足かあってドキドキした。
最後に見た靴に息子の名前があった!
息子の靴があった!
来て良かった。
息子の物見つけた。
袋に入れて大事に持って帰ってきた。
息子よ、お帰り
ほっとしてどっと疲れて、今はまた
横になりながら、息子の靴があることの
喜びと、これを履いていたんだと思うと
寂しさも押し寄せてきた。
