インドの竜・ナーガ
竜の系脈
> インドの竜
アジア文化圏最古の竜は
インドの水神・蛇神ナーガと思われる
やがて仏教文化とともに中国へ渡り
竜神という概念のプロトタイプとなった神々です
古代インドの蛇神信仰を起源に
男性形を「ナーガ」
女性形を「ナーギィ」
といいます。一柱の神をさした名ではなく
同属(蛇神)全てを指す名前です
ナーガ族の王達は、さらにナーガラージャと呼ばれ
中国で仏教神話となった八大竜王は
このナーガラージャの中から生まれました
本来は雨を降らせる神で上半身が人間、下半身が蛇の姿です
仏教では生命力の象徴とされ、仏陀の守護者となりました
釈迦降誕にあたり、二竜王が虚空中より清浄水を注いだ話しは
インドの古跡などによく描かれています
ナーガという神の一族が揃って善、揃って悪という役割はありません
画像引用: 龍王ナーガ