兄貴! おめでとうございます♪
全国の高校で30年以上続けてきたハイスクールコンサートが「青少年の健全育成への尽力」などと評価された。かつて「不良が使うもの」とされたエレキギターを携えた活動が社会貢献として認められ、寺内さんは「燃えるような青春時代は、決して間違いじゃなかった」と喜んでいる。
1960年代、エレキギターのブームを起こした。だが不良の象徴とされ、所持やライブを青少年に禁じた教育委員会さえあった。
多くのファンから「大人を信じられない」との手紙が寄せられ、「高校の芸術鑑賞としてコンサートを」と思いついた。報酬は、移動や同行スタッフにかかる経費のみ。74年に始めた当初は受け入れ先を探すのに苦労したが、今や全都道府県を回り計1400回を超えた。05年6月には「報告会」として国会議事堂で演奏した。
元・不良少年たちに向けて「団塊の世代の君たちと一緒に、大人たちから緑綬褒章を受け取ってくる」とメッセージを送りつつ、現代の青少年のため、神様は演奏の旅を続ける。【五味香織】
毎日新聞 2008年11月2日 地方版