しばらくして、涼太が落ち着いたことを確認すると神谷は
 「最初は警察に連絡することを考えた」と脅しを込めて言った。


 「どうしようと言うんですか」


 「どうもしない。お前の将来を考えて、警察に連絡しないかわりに両親に今回の件を話す」


 あきらめたのか涼太はうつむいた。


 「悪いようにしない」そう言うと神谷は受話器をとって涼太の実家に電話した。


 「桜木さんのお宅ですか」
 「はい、そうですが」
 涼太の母親の声は、はっきりしてよく透った。


 「涼太くんのお宅で間違ないないでしょうか」
 神谷は静かに言った。


 「そうですが、どなたですか?」
 母親の声が、少しかげった。


 「実は……」
 神谷は、涼太が盗みを働いたこと、涼太にお金を貸していることを話し始めた……。


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