「もう二度とこんなことはしないでくれ」
ベッドに腰掛けた
神谷は涼太の両手を握って「ここで俺に約束してくれ」と説得するような低く重い声で言った。
涼太の両目から涙がポロポロと溢れ出し、神谷の手に落ちた。
「約束します……」
「もう一度、言ってくれ」
神谷も泣きながら、涼太に言葉を
「約束します。約束します。約束します」
三度そう言うと、涼太は神谷の両手に顔を
「俺も、これで安心できる。もう二度と盗みは働かないでくれ。このままじゃ、お前は本当の犯罪者になる。涼太、お前が約束してくれたこと、俺は信じているよ」
神谷は、ティッシュペーパーを取り出して涼太に渡した。涼太が涙を拭いている。神谷もこぼれる涙を拭いた。
「どうしてこんなことになったんだろう。。。」
神谷も涼太も互いに同じことを考えていた。
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