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日本テレビ・おもいッきりイイ!!テレビ『今日は何の日』

2008年8月21日放送より
《長渕剛・伝説の桜島ライブの日》

 
(自分の歌は聴く人に本当に届いているのか…) 
長渕剛
『東京へ出てって、夢、夢、夢でね、歌一筋で頑張ってきたんだけど…。こんなクソみたいな町(東京)で嘘ばっかり歌ってたってしょうがない…とかね(笑)そう思って。』
 
『そこでね、足を組んでね、どうすっかなぁ?って。死ぬのは勇気ないし、出来ねぇかなって。どうすっかなぁ?って、ちょうどこいつ(桜島)と話したんだよ。そしたら、何かね、「やれよ」って感じだったなぁ。』

 
(歌う事に意味があるのか…)
『もうやめちまおうか…とかね、思ったよね。何かこう、“歌”ってのは力ねぇんじゃねぇか?とかね。何なんだろう、歌ってのは?って。歌が人々の心に突き刺さって、そしてその突き刺さった人間達がそれぞれの人生に向かって目標を定めて走りきる…っていうね、何かそういうエネルギーみたいなものが歌の中にはもうなくなってしまったんじゃないか…。』


(歌本来の力を確認したい、そんな思いをこめた4年前の桜島ライブ。それは今、長渕にとってどんな意味を持ち続けているのか…) 
『いや、僕も倒れたよ。客も僕も倒れたし、お客さんも倒れたし、みんな倒れた。ここで作ってくれた人達も倒れた。でも爽快なぶっ倒れだったと思う。みんな心の中にね、すごい大事なものをね、持って帰ってくれたんじゃないかと思うし。無論、僕もそうだし。自分自身の、それぞれの生き方や人生ってものがね、これでいいんだって。そしてまたもっと頑張ろうって。もっと行こう、先へ行こう、って。』

 
(長渕はまた新たな危機感を持ち始めてもいる…)
『テレビから音楽が消えた、って…。テレビから歌が消えた、って…。ラジオから音楽が消えた、ラジオから言葉が消えた…、そういう風に思ってならない。つまんねぇんだよな、最近。ヒットの生産メーカーじゃないんだから。俺の歌はこうだ、っていう、とても、とてつもなくわがままで、ごう慢であるべきだっていう風に僕は思うね。それがやっぱり文化だし、個性だしね。僕はこうやって叫びたい、私はこうやって泣きたい叫びたいっていう若い連中はたくさんいる。それをくみ取ってやって、叫び続けなきゃダメだなっていう風に思うしね。』