俺が04年の桜島ライブに行った時、
実際に鹿児島県の複数の人に聞いた話。
鹿児島市内を集中豪雨が襲い、市内が水害に。
(93年の夏、死者・行方不明者が多数出た、水害のことと思われる)
長渕剛はすぐに東京から故郷・鹿児島に駆けつけ、
役所に掛け合い、何千万円の義援金を出したそうだ。
肝心なのは金額の有無、大小ではない。
どこにいても常に育ててくれた故郷を思い、
感謝を感じてること。
鹿児島の人はそんな故郷思いの長渕剛を完全に応援した。
そして故郷・鹿児島から絶大な信頼を得る。
森進一…、
生まれは鹿児島ではないが、暮らしていた時期があるそうだ。
長渕剛はすぐ鹿児島に駆けつけてくれた。
森進一はなぜ来ない?
この件から鹿児島の人は森進一を故郷思い、鹿児島思いではないという目で見たそうな。
鹿児島から総スカン…。
それから10年後の03年。
鹿児島に森進一を戻したい、
森進一を鹿児島に戻したい、
長渕剛のそんな一心で、
長渕剛の作詞&作曲
森進一『狼たちの遠吠え』
という歌が誕生。
その年の紅白歌合戦にも出場。
鹿児島で絶大な信頼のある長渕剛が、
鹿児島から離れかけた森進一と手と手を取り合う。
そんな姿を見た鹿児島の人は森進一を温かく迎えようという気持ちになったそうな。
もともと、長渕剛の妻・志穂美悦子と森進一の元妻・森昌子に親交あったこともあると思うが。
桜島ライブの時に乗せてもらったタクシーの運ちゃんは、
『この道路やあの橋、みんなあの時の水害でやられたんだ。でも長渕剛が直してくれたんだよ。水害でやられた物は全部、長渕剛が直してくれたんだ。』
と熱く語ってくれた。
全てが本当かどうかは微妙だが、
タクシーの運ちゃんも、飲み屋のママさんも、料理屋の主人も、みんな同じ事を言った。
長い間、長渕剛の音や人柄に触れてきた俺にはわかる。
長渕剛、
でかいよ。
でかすぎるよ。
こんな熱く、男くさい歌い手、
他にいるかい?
だから長渕剛が好きなんよ。
長渕剛に替わる奴はいねーのよ。