どうもです。
オートバイが好きな方ならご存知だと思いますが、カワサキのWというバイクについて。。
「W」です。
「W」ってなに?www。的な、笑いを意味するハヤリコトバではないですヨ。
これは、ワタシの現在の愛車、W650
W800となって更には「メグロ」という名称で続いているロングセラーです。
そのカワサキ「W」。(しつこいな)
ワタシはこのW系のバイク、実は初めてではありません。
OHCエンジンの現在の「W」に出会うまでには、ちょっとしたドラマがありまして
ちょっとそれをご紹介。。
もう10年以上前ですが、動画を見ていましたらなにやらヘンテコなバイクの走行動画が紹介に目が止まりました。
長男が生まれてから間もないころでしたので、
ヘッドフォン装着。
起きたらたまらんってぇ感じ~~
その動画に出てくるバイクの排気音。。。
「腹に響く重低音」まさに、
「バイクの鼓動」といえるでしょう。
1970年代初期のバイク。なんやコレ
そりゃ~、今みたいに静かなバイクではありません。
が、族○のような耳障りな音ではなく、力強く鼓動する心臓を連想させる、印象深い排気音。
ワタシはいっぺんにそのバイクの世界に引き込まれてしまいました。。
その深い印象と感動があったから、後継のW系に乗っています。
いまでも、そのバイクの排気音を聞いただけでそのバイクだとわかります。
それぐらい、特徴的な排気音のバイク。
そのバイクの名は。君の名は?w
並列2気筒、OHVエンジンを搭載した、名車(しつこいな)
カワサキ「W1」
もっと字を大きくしたいがナラナイ
愛称ではダブワン、と呼ばれています。
なぜ、10年以上前に所有したバイクを記事にしようかと言いますと。。
今日、通勤時に対向車線を走ってきたバイクが「W1SA」でした。
やっぱり、Wの音はええわぁ~~~ってぇ、感動したのでございます。
ちくしょう、今はW1がないのでぇ、、、せめて記事にしようってなったわけです
そんなわけで、長くなりましたがワタシのバイク遍歴の中でもすごく印象深い、W1SAとの出会いを少々。
やはり、出会いはオークション。
写真は当時出品されていた画像です。
よく保存してたなぁ
正直言って、バラバラ。。。
分解して、長いこと保管されていたW1でした。
メッキの状態は、そこそこ良かった記憶があります
我が家に到着したW1。
いろんな意味で衝撃でした
古典的な構造で、いかにも
「俺はマッシーンだぞ」ってぇ主張しているようなフォルム。
といっても、ほとんど部品がついていませんが
とにかく、出会えたのが嬉しかったのはよく覚えています。
エンジンとミッションをプライマリーケースでつないでいる構造です。
ハーレーダビット村、じゃなかったw
ハーレーダビッドソンと同じですやん
陸王とか、さらに昔のバイクは別にして、このWの後にそんな構造のバイクありますかね。。
静岡の出品者さんが、なんと遠路はるばる千葉まで届けてくれたんです。
2倍嬉しかったですねW1と一緒に写真も取らせてもらいました。
こんな感じで、部品も丁寧に梱包して持ってきていただきました。
う~ん、どんなバイクに仕上がるのかなぁ。
ワクワクがトマラナイ
奥にあるのは、当時レストアが完了したブーマックスです。
特徴的なシリンダーヘッド。
今の現行Wにも必然的に形状が似ていますよね。
まあ、元祖ですから。。
キャブはツインキャブです。
さらに昔のW1は、いわゆる「ワンキャブ」で、ハーレーみたいにひとつのキャブで2気筒にガソリンを送っていました。
やっぱし、キャブの中はご覧のとおり。
くっさ~~
しかも、フロートは真鍮製ですよ。
穴があいていたのでハンダで穴を埋めた記憶があります。
浮力が命のフロートですから、いま考えたら重量変化は影響があったでしょうねぇ~
ちなみに、ワタシにとって初めてのポイント式点火のバイクでした。
ここで、ガバナーとポイントの構造を勉強していくことになります。
後ほど、ハーレーのFLSTF(ファットボーイ)を購入してレストアするときにも、このWに採用されていたプッシュロッド式の構造を知っていたことが役に立っていきます。
プッシュロッド式はカムチェーンみたいに、チェーンを使わず単なる棒でカムの動きをバルブに伝えるワケですが。。
独特のエンジン音に一役かっていますし、構造も簡単になり故障もしにくいんですね。
当時の自分はまだまだセンスも知識も足りず
手に入れた時に配線もはずしてあるので、結線とかが合ってるか、全然わからん。。。
情報もないし、確証もない。。。
どーしたらいいんだぁ?
てなわけで。。。
おいおいおい
ナニシテンネン
あらら~~~っ
まさかの
情報提供用W1、到着
この2号機のWも、後ほどきれいになって車検を取得。
土浦の方にお嫁入りしていきました。
この2号機くんのおかげで、先に入ってたW1も仕上がりましてぇ
やっぱし、Wはカッコイイ
キャブトンマフラーも、最高です
決して速くはないし、キックしかないし
振動は大きくて気づいたらナンバープレート落っこちてなくなってるし
振動のせいかはわからんけど、メーターの針は動かなくなるし
お嫁に出す直前にシフトチェンジのスプリングは折れるし
寒間時の始動はティクラーを使ってオーバーフローさせてからの始動が、結構めんどくさいし
(ティクラーは、強制的にキャブのフロートを沈めてオーバーフロー気味にして混合気を濃くするためのモノ)
それでも。
それでも。
それでも。
この「W」の魅力の前ではそのめんどくささも無力。
ああ、懐かしいなぁ。
皆さんもぜひ
に一度は乗ってみては