ドロップハンドル。

水牛のツノにも例えられる独特なハンドル。

ローディーにとって、それは左右一対の剣。



剣聖:柳生十兵衛とは、握るモノが違いますが、二刀流という意味では同じです。

きっと十兵衛も、この長く険しい坂で下半身を鍛錬したのだと思います。








いつまでも消えない飛行機雲。



路面はダラダラと登りが続きますが、天気は下り坂に向かうようです。






ゴルフ場への案内板がなくなった頃、ようやく車の影が消えました。

光と影と、緑と黄色、この時期の山は、一度にいろんな色を楽しめるアソートパック的な楽しさがあります。

そして何より、この「忘れられている道」という寂れ具合がたまりません。

サイクリストは、そんな忘れられた道に火を灯す、聖火ランナーなのです。






そんな忘れられている道にも、昔は役割があったようです。

都へ氷を献上する為に建てられた、【氷室】です。

いつまで走っても暖かくならないと思っていたら、製氷場として使われるような場所だったのです。




 【氷室】を越えると、待ちに待った下り坂に突入です。



道の上に、木漏れ日が光のかけらとなって降り注ぐ様子は、天然のミラーボールです。





杉の木のディスコを過ぎると、「天理ダム」の上までやってきました。

アレだけ下ってまだダムの上なのかと驚きました。

山頂部分で景色がひらけてなかったのがとても残念です。





 下山する頃には、腹ペコでした。

もうこれはラーメンしかありません。

冷えた体と空腹を、同時に満足させる食べ物、それはラーメン。

まぁ、真夏でも食べるんですけど。



というわけで、やってきました【豚の骨】です。

このお店は、水と豚骨だけでとったスープだけで勝負する、一本槍なお店です。

そのコッテリ感は凄まじく、スープの上にマッチを落としたら炎上するのではないかというほどの脂っぽさです。

完食すれば胃もたれ必至、胸焼け確定のお食事。

しかしながら驚異的な中毒性がある、一部奈良県民のソウルフードです。

スープの濃さを選べるので、記念にきた人はこう言いましょう。




「デキコテでおねがいします。」と。







へいおまち。