山に囲まれた奈良盆地に住んでいるのに、わざわざ京都まで山登りに行くというのも少し妙な話ですが、奈良の北の方にある山は、前輪が浮いて後方宙返りさせられるくらいの激坂だったり、他の地方に行くための主要道で車がビュンビュン走っていたり、あるいはその両方だったりするので、あまりサイクリングには適していません。


もっとだらだらと、心穏やかに走るため、僕は今回のヒルクライムの目的地を、京都府に設定しました。




国道24号線と、木津川に沿って伸びる、【木津川サイクリングロード】です。

信号も車両もなく、道幅も自転車で走る分には十分です。

サイクリングの他にも、犬の散歩や、ランニング、ラジコン飛行機やゴルフの練習、さらにはモトクロスが走っていたりと、この道を必要とする人が多いことがわかる道です。

この道を、川に沿って北上します。

早くも山が見え始め、歌でも歌いたい気分になってしまいます。

ていうか歌ってたら抜かされて赤面しました。

ロードバイクあるあるってやつです。








 質のいいサイクリングロードは、まるで高速道路のように距離を稼いでくれます。

京田辺市との市境から東に入り、ヒルクライムが始まります!



(この写真撮ってたら、すれ違ったサイクリストに行き倒れと間違えられました。)





心臓が張り裂けそうな激坂はありませんでしたが、そこそこの距離があるので、山の景色を楽しむには十分なコースです。

今回は、西から東にぐるりと回りましたが、自分の脚に底知れない恨みがある人や、亀仙流ばりの厳しい修行を望んでいる方は和束町から登ると、激坂を楽しむことができます。

車は非常に少ないですが、それでも来ないわけではないので、退避場所は常に意識しておくのがいいでしょう。

また、一部区間では携帯電話が圏外になる恐れもあるので、緊急連絡は大事を見てやる方がいいと思われます。






杉の木をかき分けるように登っていくと、やがて現れる、達成者への報酬。

小さく見える建物を見て、「こんなに登ってたの!?」と驚くまでがヒルクライムです。

ここの景色は素晴らしいですが、ここくらいしか展望がないのが少し残念です。

希少価値だと、前向きに考えるようにしましょう。






ゆるやかだったアップヒルとは一転、急転直下のダウンヒルです。

ブレーキの制動や、天候によっては、自転車を降りる勇気も必要になってくるほどの激坂です。

道中すれ違った自転車乗りは、みんなこの坂を越えてきたのかと思うと恐ろしいです・・・

ディスクブレーキをもってしても、坂の途中で完全に停止することができないほどの下り坂。

前腕に激しい疲労を感じ始めていると、和束町に入りました。






和束町は、【茶源郷】を自称するお茶の産地で、見える景色はどこもかしこも茶畑and茶畑。

杉林だった山中から、景色が変わるのは嬉しいことです。


どこか景色のいいとろこで食事でもと考えていると、なんと運動公園でお祭りをやっていました。

茶源郷祭りというそうです。


和束のお茶と林業にフォーカスしつつ、こんな山奥なのに海鮮丼の屋台が出ていたりと、非常にフリーダムなお祭りでした。

(会心のジジ撃)


スタンプラリーもやっていて、全部集めるとハズレなしで景品がもらえます。



僕も、子どもに混じってやってみました!



割引券が当たりました!



捨てました!





スタッフみんなが本当に楽しそうに活動するので、お祭りが苦手な僕も、ついついニコニコしてあちこち回りました。



公園内では早くも紅葉がみられ、サイクリングに華をそえてくれます。








綺麗な川が見える場所で火を起こし、うどんを食べて帰りました。

走行距離は72km
所要時間は6時間の、まったりサイクリングでした。