今治造船のお膝元、潮風にみかんの香り。
南には西日本最大最高、神の住む山、石鎚山。






魅力いっぱいの愛媛県ですが、自然や食べ物だけがその全てではありません。




【ブルーライン】




 愛媛県は、日本一の【親自転車県】です。

行動の起点となるであろう、今治駅からは、世界の【しまなみ海道】、西の【メロディライン】、そして今回走る、伝説の湯屋【道後温泉】までの走路が、ブルーラインとして道路に記されているのです。




このブルーラインは、サイクリストに三つのメリットを与えます。



1:地図を確認する作業からの解放

 長距離を走るにあたり、現在地の確認は欠かせません。
スマートフォンや、タブレットが拡充している昨今ではありますが、確認が不要になることはありません。

しかし、ブルーラインが敷いてあれば、それを見るだけでよいのです。

ポケットからもそもそとスマートフォンを取り出したり、カバンをあけて重たい地図を開いたりする必要がないのです。



2:道に迷う可能性の排除


 自転車旅行者はみんな臆病者です。
だからこそ、天気予報が晴れでも雨具をカバンに忍ばせます。

だからこそ、食べ物をポケットにしまっておきます。



 そんな臆病者から、不安を一つ取り除いてやればどうでしょう。

きっといつもより勇敢に、走路に立ち向かうことができるようになるでしょう。

今までは、不安をケアするために使っていたエネルギーを、ペダルに注ぎ込むことができるようになるのです。



3:全力で景色を楽しむ環境を整える


 上記二つのメリットから、愛媛を走る自転車乗りには余力が発生します。

そのため、他の道を走っている時よりもたくさん景色を堪能することができるのです。

殺風景なレストランでデートをすると、相手の顔や姿をいつもより詳細に観察する感じです。

ブルーラインからは、愛媛県の景色の良さにおける自信が感じられます。

「地図もスマホもしまって、この美しい景色をどうか見てくれ!」

そう、ブルーラインが語りかけてくるようでした。











 ブルーラインに沿って走る道後温泉までの道のりは、限りなく平坦で、「坂道は絶無である」と言っても過言ではありません。

しかし、坂の代わりに強烈な瀬戸内の風が、旅に疲労というスパイスを与えてくれます。

平地でも、ギアをインナーに入れなければならない瞬間もあるかと思います。




潮の香りを吸い込みながら、今治駅から50km。




レトロな坊ちゃん電車を見送って、道後温泉、到着です。





道後温泉本館付近の駐輪場の情報はコチラです。


「マナーを守ること」は、旅の一番の醍醐味です。
皆様もどうぞ、ルールを守って、大手を振って道後温泉をお楽しみください。