隙間です

新しいM3で

この場所に来てしまった

何度も 駐車場で 明日の先を二人で探してた

もうすぐ 秋が やってくる

湖の波は 僕に囁いて

ゆっくりと 遊覧船が動き出す

そう 僕も 勇気という 明日の先を探しに

隙間より

心の隙間-野尻湖1


              風の色

   静かな夏の終わりだった 過去の想いを胸にしまい
   
   少し涼しくなった山の上の湖畔を ただ 二人で歩いた

   ただひたすら 湖に泳いでいる自由な魚を羨ましいそうに見てた

   目まぐるしく進んでいく時間 僕らと同じような心で動く空
   
   君は こう 下を向きながら呟いた  風の色は何色ですかって

   目に見える光輝く未来    目に見えない 心の色 

   ずっと 僕らは 手をつなぎ 芝生の上で 目をつぶってた
 
   one time  for you       all time     for you

   


   高速道路近くの公園で 売れない大道芸を見てた
   
   アイスクリームを頬張りながら 久しぶりに二人で笑ってた

   目の前にいる 子供連れの家族が とても微笑ましく思えた

   うまくいくことができない歯がゆさ 僕らの求めている夢空間

   君は こう うつむきながら ささやいた 風の色の何色ですかって

   目に見える二人愛情  目に見えない過去の色

   そして 僕らは 手をつなぎ ずっと幸せを待っていた

    one time for you         all time     for you


   詩:隙間