心の隙間

隙間です

また 言葉という”生き物”が怖いのです

耳から僕の心臓に ズンズンっと マーチングバンドのスネアドラムの音のように

言葉を消し去るには

スピードで消しあうしかない

僕は 七夕日に 言葉を消しに走った

隙間より


心の隙間

              ラストメッセージ

人通りが少ない日曜日の旧山手通り  いつもの喫茶店で 僕は名も知らない 君をみてた

何かを 頭の中で考えながら ミルクが入っていないアイスコーヒーを飲んでいる

氷が手の体温で溶けていても 僕らの心の闇は けして 溶けはしなかった

テーブルに零れ落ちた雫を指でなぞりながら 曇りガラスの外を眺めてた

神様がいるのであれば  ひとつだけ 聞いてほしいんだぁ

生きる為の笑顔の種まきは 息絶えるまで僕らは するのでしょうか

蒔いた種が 芽ができることが それが 友達という事なのでしょうか

伝える感情 only last message    伝わる感情 my message send to you

僕の孤独なストローク ありふれた毎日が とても 僕らには幸せだったのです





平日の午後 車を走らせ 都心を抜け ベイブリッチを通り 君と大黒埠頭に行った

見わたすフロントウインドからの景色が 今まで生き方のようで二人は泣いている

ずっと 何も怖いものは なかったけど 人間の言葉ほど怖いものはなかった

生きている日常の中で 言葉が ずっと だれにさえも 怖かったよ

神様がいるのであれば  ひとつだけ 聞いてほしいんだぁ

生きる為の笑顔の種まきは 息絶えるまで僕らは するのでしょうか

蒔いた種が 花咲くまでが それが 生きる意味 なのでしょうか

震える感情 only last message 見えない感情 my message send to you

僕の孤独なストローク 少しくらいの時間が とても 僕らには貴重な時間で新鮮だったのです


詩:隙間