隙間です
4WDで出かけよう
言葉を人から 感じられるように
人に言葉を投げかけるように
隙間より

永遠
鉄の冷たさが体に沁み エアコンなんて ない 廃車の車の中で冬の一夜を明かした
窓ガラスもなく シートも破れ裂け 見わたす限り 車も一台も通らない 山道にいる
上を見ると星が鮮やかに輝き 光が僕の眼に届き 月が温かく見守ってるようだ
母親の母胎の中にいるように体を丸め ずっと 永遠の夢探しをしていたね
怖く 怖くて 泣いたよ 寒く 寒くて 拳を握りしめ 空を瞬きもせず 見ていたよ
吐く 白い吐息が空に舞い 吐息が希望の星になった
枯葉の匂いで朝を迎え 折れ曲がった 錆びたガードレールの上に座っていた
道にはうっすらと霜がはり しおれ 腐れかけた柿が まばらに落ちている
樹の隙間から太陽の光が見え 光が僕の体を照らす 樹の匂いが眠気を誘うようだ
山頂から 遠くの街並みの明かりが見え ずっと 一日の始まりを見ていたね
寂しく 寂しくて 泣いたよ 辛く 辛くて 歯を噛み締め 気にせず 泣いたよ
こぼれる 涙が冷たい道にしたたり落ち 涙が僕の足跡になった
詩:隙間
4WDで出かけよう
言葉を人から 感じられるように
人に言葉を投げかけるように
隙間より

永遠
鉄の冷たさが体に沁み エアコンなんて ない 廃車の車の中で冬の一夜を明かした
窓ガラスもなく シートも破れ裂け 見わたす限り 車も一台も通らない 山道にいる
上を見ると星が鮮やかに輝き 光が僕の眼に届き 月が温かく見守ってるようだ
母親の母胎の中にいるように体を丸め ずっと 永遠の夢探しをしていたね
怖く 怖くて 泣いたよ 寒く 寒くて 拳を握りしめ 空を瞬きもせず 見ていたよ
吐く 白い吐息が空に舞い 吐息が希望の星になった
枯葉の匂いで朝を迎え 折れ曲がった 錆びたガードレールの上に座っていた
道にはうっすらと霜がはり しおれ 腐れかけた柿が まばらに落ちている
樹の隙間から太陽の光が見え 光が僕の体を照らす 樹の匂いが眠気を誘うようだ
山頂から 遠くの街並みの明かりが見え ずっと 一日の始まりを見ていたね
寂しく 寂しくて 泣いたよ 辛く 辛くて 歯を噛み締め 気にせず 泣いたよ
こぼれる 涙が冷たい道にしたたり落ち 涙が僕の足跡になった
詩:隙間