隙間です

この頃 ”声という詩”と”幸せの呼吸”という詩のリクエストが多い

どうしてだろうね

少しでも 男性でも女性でも自分の中で僕の詩を読み 

今までの人生の中で こんな事が少しあったとか こんな気持ち 少しはあったとか 感じてくれたのかな

感じてくれるだけで 隙間は それだけで幸せです

本当の感謝している ありがとう

ミスチルの声を聞きながら 感じてくださいしっぽフリフリしっぽフリフリ

しっぽフリフリ隙間より



true  写真:隙間 モデル:隙間の手

              幸せの呼吸

呼吸が子犬のようにとても静寂だった モデルルームのような病院の中で

君は冷たい真白なベットの上で ずっと 目をつぶっていたねぇ

街はきらびやかイブの夜で この空間だけが命の鼓動と戦っていた

点滴の滴る音だけが 部屋中に響きわたり 僕たちは残り少ない恋愛をしていたね

何も知らない街が悔しかった 何もできない愚かな僕がとても嫌だった

僕は ”明日は好きか”と訪ねた  君は”明日は残酷だね”と呟いた 

そして 君に優しいキスをした そして 僕は君の幸せの呼吸を待っていた




数々の想い出が胸にこみあげてきた瞬間 眩しい日差しの部屋の中で

君は春に咲く花の周りでしっかりと手を握りしめて 笑みを浮かべていたねぇ

外は他人事のように人生が動いていて ここだけが君との最後の待ち合わせ場所に見えた

無表情の医者からの無情の宣告 その時だけでも二人の時間を止めてほしかった

何も見えない未来が怖かった どうする事もできない不安がとても哀しかった

君の髪の毛を優しく撫でた  逃げなかった君の顔をずっと 見てた 

そして 君に最後のキスをした そして 幸せの呼吸を最後まで望んでいた



詩:隙間