隙間です

どこの町を訪ねても

人がセカセカしてるようにみえる。。

急がされているみたいでね

車もそう

横断歩道を渡る人たちも

急いで何になる。。

昔から そうかもしれないが。。

この頃 ”空っぽの平成”が見えてきていてね

寂しく感じてます。。

もっとさ 人の温もりという事を 一人一人が感じて

生きるべきじゃないか

他人なんて関係ないが。。おかしいよ。。絶対に

子供、大人も、金持ちも 爺さんも 婆さんも そしてペットたちも

優先順位なんて  最初から なにもない

みんな イープンだと思う。

隙間より





              SAKURA

戯れていなかった 僕の頭上で雨の中 桜の花びらが空を自由に舞っていた

プラスマイナスの磁石のように反比例しながら タンゴを踊っているように思えた

花びらの表と裏を交互に見せながら 一年に一回のグランドフィナーレを見せている

舞い踊りをしている桜の花達  表側しか見えない日本人が悲しくなってきた

桃色の花びらをじっと見ながら 人間の生きざまをリンクさせながら考えている

桜の花のように 桃色の笑顔のように 君とまた 春に会いましょうと願う

しっかり 目をまっすぐに  そう しっかりと生きていきたい


くっついていた 春嵐の中 車の窓ガラスに風も雨も負けずにしがみついてきた

精密ドリルのようにスパイラルをしながら 花びらの微笑みを窓ガラスから感じた

パワーウインドで雨の雫と遊びながら 一年に一回のアンコールの笑顔を待っている

孤独との戦いの桜の花達 謝ることしかできない日本人が恥ずかしくなってきた

必死にしがみついてきている バックミラーから遠ざかる桜並木が寂しく思えた

桜の花のように 桃色の笑顔のように 君とまた 春に会いましょうと願う

しっかり 目をまっすぐに そう しっかりと生きていきたい


              詩:隙間