隙間ですしっぽフリフリ

この頃 夕方になると雷がゴロゴロって感じですね

新しい詩はできてるよ

でも まだ 作った詩を流したいのです。

歌もそうだけど 自分なりにいい詩は 何度でも 皆さんに読んでほしい

それはこの頃 youtubeといっしょに見た人が自分に置き換えて感じてほしいのです

隙間より








                        夢愛

真っ白なテーブルクロスの上には庭で取れた真紫のブルーベリーと君の手作りのヨーグルト

僕の前にはウェッジウッドのコーヒーカップ 隣の椅子には飯を待っている 子犬がいる

森の中で朝の透明な風を感じ 焼きたてのパンの匂いがする理想の家庭を願ってた

小さなキッチンで料理をする うしろ姿の君 遠くで聞こえる小鳥の声が幸せであった

いつも心を掴みたくて でも いつも心が掴み取れなくて 君が消えることが恐かった

テーブルの上のグラス 残された氷だけが溶けていた 君のままでいい いつまでも僕の中にいるから 






落ち葉がゆっくりと二人に落ちていた 坂道を息を切らしながら君と手を繋ぎ歩いた 

太陽の光が樹のあいだをフラッシュバックのように僕らを照らしている 

本気に人を愛すれば 君が振り向いてくれるのだと いっしょにいることが愛情表現だと思ってた

山の頂上の公園で子犬と遊ぶ君  たかだか それだけの事が僕には幸せだった

いつも君を見ていたくて でも いつからだろう 君が見えなくなることが不安だった

僕の記憶の中では ずっと 生きている 取り残されたエプロン いつまでも君のそばにいるから


詩:隙間