隙間ですしっぽフリフリ

先ほどの雨が凄かった雷電車もストップしてたみたいだねかたつむり

空もさぁ

人間と同じでさぁ

自然界の事で飽き飽きしてるのではないかな

人間が”人間”を自分の問題で弱い人間を殺す。。

昨日 起きた平塚の事件も

秋葉原の事件も

人間の世界で起きていることと自然の世界で起きている事は同じじゃないかな

限界がきているのかな

人間も自然も心が弱いのか。。

先ほどの落雷は雨じゃない

自然の”叫び”です

隙間より






                      東京の雨

ひさしぶりにどしゃぶりの雨が東京に降った 僕は電話ボックスで雨宿りをしていた

もう立ち寄ることがなくなった この場所で 息で曇りかかったガラスに寄りかかっている

電話もかけることもなく 受話器も触っていない ただ ひたすら 行きかう人達を見ていた

学校帰りのびしょ濡れになりながらの少女 傘もささずに歩き続ける老夫婦 

声を掛けたかったけど 雨の音で消されてしまう気がした 東京に流されている自分がいた

雨の音でもいいから 僕の記憶から過去を流してくれ 体中から洗いざらい 流れてくれ 



マンションの向こう側は太陽が射していた 上を向くと網の目の電線が揺れ動いている

なぜか 僕の回りだけ 雨がゴウゴウと降っている 薄い胸板に手を置き心臓の音を聞いていた
 
賑やかなパチンコ屋の音も消されるぐらい 果てしなく僕を叩きのめすほどの雨の音だった

答えがわからない人生 答えなんて わかるはずもない人生 

希望と呼べる空を見ながら 風で流れる雲を震えながら 東京の空を見ている自分がいた

雨の音でもいいから 僕の記憶から過去を流してくれ 体中から洗いざらい 流れてくれ


                             詩:隙間