
伝えたい言葉
見つめ合っていた どうしても離れたくはなかった
数分でも数秒でも君を見つめていたかった
君の手の温もりが稲妻のように僕の体に走る
時間は待ってくれない 歯がゆさが涙を誘う
発車のアナウンスが痛烈に耳に鳴り響き
プラットフォームで人目を気にしないまま 優しく口づけをした
見えなくなるまで手を振り 胸の中で さよならっと小声で言った
優しい言葉を伝えたかったけど 僕は何も言えなかった
ありがとうって。。
言葉がひとつも見つからなくて 髪の毛をなでることしかできなかった
ずっと無言のまま消え去る電車を見ていた
取り残された 君の温もりが体から消え去り
瞬きをしないまま 泣き虫になった僕がいた
梅雨の湿った風 体温でグシャグシャになった切符
言葉のずれが憎たらしく 口足らずな僕がもどかしさを感じていた
もう一生 会えない気持ちが この時になって無性にまた涙が溢れてきた
優しい言葉を伝えたかったけど 僕は何も言えなかった
ありがとうって。。
詩:隙間
隙間です
毎日 ぺタを押してくれる読者の皆さん 心からありがとう
声の詩、ループの詩、虹愛の詩、色々 あるけど
伝えたい言葉のリピートのメールがとても多かったです
隙間は なにもできない人間です
今までの経験 自分の感情を言葉にだけ しています
言葉って 一番の癒しです
隙間より